2025/10/31(金) 12:00 0 8
四日市競輪場で31日に初日を迎えたナイターGIII「泗水杯争奪戦(GIII)」。こだわり抜いた買い目で高回収率を狙う「古澤秀和」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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10月31日から11月3日にかけて、三重県の四日市競輪場で「泗水杯争奪戦(GIII)」が開催されます。データと出走予定選手を元に、この開催を展望していきます。
まずは四日市競輪場で過去に1着に入った選手の各決まり手を見てみましょう。
| 決まり手 | 割合 | 
|---|---|
| 逃げ | 23% | 
| 捲り | 31% | 
| 差し | 46% | 
四日市競輪場は、みなし直線が62.4mある400mバンクで、400mバンクの平均より長くなっています。決まり手についても、400mバンクの平均より「逃げ」が低く、「差し」が優勢、「捲り」もやや優勢になっています。
続いて、「理論1着回収率(独自の指標で、2車単オッズから導き出した理論上の単勝オッズ)」をみていきます。最終バックをとった選手は93.9%(S級平均:93.7%)で、バックをとった選手の番手選手は99.7%(S級平均:124.5%)でした。
これらのことから、「捲り差し」を決めてくる選手に最も適性が高い競輪場と言っても良いでしょう。また、ライン決着も平均値よりも若干低めです。そのため、捲り差しを決める選手から、先行ラインの番手選手、前の捲りが不発でも自力で差してこられるような選手を狙いたいと思います。
この辺りの傾向も踏まえながらこの開催の注目選手を見ていきましょう。
※上記データは2024年10月27日〜2025年10月27日
嘉永泰斗選手
先日の寛仁親王牌(GI)を優勝しているように充実一途。戦法も前回優勝時が3番手からの捲りで、この競輪場には非常にフィットすると言っても良いでしょう。ここはS班が5名と相手が揃いますが、連続優勝まで視野に入りそうです。
山口拳矢選手
まさに捲り差しが得意な選手の代表格と言っても良いでしょう。ポジションを上手く獲ってそこからの捲り差しを得意としています。切れ味という点では先述の嘉永選手以上と言っても良いのではないかと思います。
三谷竜生選手
ここにきて調子を上げている選手の一人でしょう。前回の寛仁親王牌でも初日に強いレースをしていて、ここでも十分上位争いをする力を持っています。往年の名選手ですが、まだまだ一線級でも戦える脚力を有しています。
古性優作選手
ここに書くまでもない選手ですが、条件的にはフィットしていると思います。前回の寛仁親王牌はコンディションがかなり悪そうでしたが、それでも決勝まで進んで3着にくるあたり、力は上位と言えるでしょう。ここはもう一つ上のデキを期待したいと思います。