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【周防国府杯争奪戦】マーク選手としての信頼獲得へ必死な山下一輝

2021/10/31(日) 20:15 0 1

防府競輪の「周防国府杯争奪戦(GIII)」が幕を開けた。初日4Rで白星を飾った地元の山下一輝に話を聞いた。

山下一輝は3年ぶりの地元記念で初日1着の好発進

 地元同士の宮本隼輔のカマシに乗って山下一輝が白星スタート。地元ワンツーにゴール前に詰めかけたファンが沸いた。
「シュン(宮本)が勇気を持って仕掛けてくれて、力でねじ伏せてくれた。強い。1着スタートがうれしい。地元記念の1着スタートはかなり久しぶりだと思う。いいエンジンを引けました」。
 ボートレース好きらしい言葉で宮本の強さを表現した。

 2Rでは弟子の久保田泰弘がタテにヨコに機敏に動いて3着。着以上の好内容だった。
「気持ちの入ったレースをしてくれた。ヤス(久保田)もいろいろと悩んでいたけど、それを吹き飛ばす熱いレースだった。おかげで緊張させられましたよ。自分も結果を出せて良かった」。

師弟コンビの山下一輝(右)と久保田泰弘

 3年ぶりの地元記念で好発進。前節のGI寛仁親王牌では2日目に2着、3日目に1着と気を吐いた。
「自信になった。準備はしていったけど、そこまで自分に期待はしていなかったんです。1回だけじゃなくて、2回も連対できたのは自分でもまさかでした。いい流れで地元記念に臨めている。それで1着スタートなので」。

 これまで記念の準決勝は2回乗っているが、決勝進出は1度もない。地元記念でチャンスはありそうだ。

「記念の決勝は目標ではある。でも、それよりももっとやるべきことをやらないと。マーク選手として、先輩や後輩からの信頼を得ないといけない。点数だけじゃないこともある。今回の地元記念はいろいろ意味で勝負。タテ脚も磨きつつ、桑原(大志)さんのような番手マンの技術を磨きたい。自分はまだまだ粗さがある。それに、山口支部を底上げしていくためには僕とヤス(久保田)が頑張っていかないといけない。桑原さんや清水(裕友)、シュン(宮本)は実績を残しているので。僕ら2人がどれだけいい結果を残せるかにかかっていますからね」。

 マーク選手として、そして最初の弟子の久保田とともに山口支部のレベルアップを目指しての戦いは続く。(netkeirin特派員)

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