昨年秋頃から今年の序盤にかけて"プチブレイク"した宮崎大空だが、その後はヘルニアの発症や落車の影響で勢いに陰りが見えてしまった。9月に復帰するも長欠の影響で決まり手は全て0。

　ただ、これを機に「追い込みに変わっていこうと思っています。もう自力は出さないし、バックも自力の決まり手も付けません！ 差しとマークの決まり手をどんどん増やしていきたい」と現在の目標を語った。

　初日は同県の徳永哲人をマークしたが、踏み出しで離れてしまい6着。この日も林慶次郎の強烈なまくりに口が空いたが、なんとか踏ん張って6車身差の2着で「やっとマークの決まり手が付いた」と追い込み転向の一歩を踏み出した。

「慶次郎さんが強すぎたし、自分も状態的にはまだまだ全然ダメ」と本調子には程遠いが、この日は「(YouTubeの配信番組に出演中の)日野未来さんがゴール前で応援してくれているのが見えたので、苦しかったけど頑張れました(笑)」とのこと。

　口の滑らかさは相変わらず。復帰後の初連対をキッカケにして、「マーク屋・宮崎大空」が浮上を図っていく。(netkeirin特派員)