2021/10/29(金) 16:30 0 1
今開催は、初日に正攻法から別線の仕掛けを封じる逃げで1着。準決勝は楠野史尭-高塩讓次の大カマシが決まって大きく引き離されたが、離れて追った根藤浩二を捲り切った後はスピードが違った。逃げ込む楠野ラインを4角過ぎに飲み込み人気に応えて、ピンピンで勝ち上がった。
レース後に話を聞いてみると「焦りはなかったし捲りが届いて良かったけど、楠野さんのカマシに反応が出来なかった。そこのところだけで脚の感じは良いですね。風は少し気になったけど、先行した楠野さんはもっとキツイだろうし、僕は捲りに構えたのでそんなにキツくなかったです」と余裕の表情。
2日目を走り終えて感想を聞いてみると「風がキツイですね。でも前回の松戸は久々の33バンクで、前に行かないといけないという思いが強すぎて、逆に焦りが出てしまって構えたレースになってしまった。今回は走り慣れた400バンクだったので、凄く走りやすかった」と話してくれた。
完全V目前となった谷口は「チャレンジでは完全優勝があるけど、1・2班での完全優勝はまだしたことがない。優勝が出来たら嬉しいけど、あまり考え過ぎずに走る。とにかく反応が遅れないようにしたい」と決勝について話してくれた。
今開催は兄弟弟子の山本隼人との同斡旋。ツーショット写真を撮ると『谷口さんみたいな笑顔ができてるかな?』と確認しあう微笑ましい姿も見せてくれた。
決勝のメンバーは中々の強者揃いで激しい戦いとなりそうだが、2日間桁違いの強さを見せつけてくれた谷口が、決勝でも魅せるレースをしてくれそうだ。(アオケイ・宮本記者)