2021/10/28(木) 15:30 0 2
初日は打鐘先行から1周半逃げ切る力強い走りを見せた。準決勝では長井妙樹-坂本将太郎が後ろに付き充実の関東ラインが完成。
長井さんとの連係について聞いてみると「2場所前の名古屋準決勝で連係している。その時は同期の坂本紘規さんにカマされてしまった。坂本さんの3番手をドカして前一車を交わしたけど、後ろの長井さんに差されて3着でした。3着だったので決勝は逃してしまいましたが…」と少し悔しそうに話してくれた。
117期の新鋭でヨコが出来る選手はなかなか居ないし、ヨコの練習はどうやって身につけたのか聞いてみると「師匠の山崎充央さんがこれからの事を考えて、自分でもヨコの動きは出来る様になった方が良いと言われた。なので選手になってからすぐヨコの練習を師匠から教え込まれました」と答えてくれた。
実際にレースでやってみてどうだったかと聞いてみると「今まで3、4回くらいレースでやっていますが、ヨコの動きは嫌いではないです。そのお陰でカマされてしまっても、自分でどかして良い位置を取りに行けるし、教えてくれた師匠には感謝です」と笑顔で話してくれた。
今開催から使っている新車については「感触はまずまずですね。初日は流れの中で感覚を試したいと思ったので、自らキツイレースをした。まだ少しセッティングは必要だけどキツイレースをした分準決は余裕を持って走れると思う」と話してくれた。
ヨコの動きが出来るというのはかなり有利になるはずだ。上を見据えながら力を付けていく山本勝利は、『ヨコもできる自力屋』としてこれからも競輪ファンを楽しませてくれることだろう。(アオケイ・宮本記者)