2025/10/08(水) 19:30 0 13
今節のS班参加メンバーは、前回の京王閣記念に匹敵する豪華布陣。古性優作、郡司浩平、新山響平、犬伏湧也と、いずれも実力・人気を兼ね備えた顔ぶれがそろった。次節の前橋・寬仁親王牌(GI)を見据え、激しい攻防が繰り広げられそうだ。
郡司浩平は、函館オールスター、福井共同通信社杯と優出こそ逃しているものの、レース内容は安定しており調子は問題ない。年末の地元・平塚グランプリに向けて更なる上積みを狙う。この大会との相性も抜群で、73周年・74周年と2連覇中。そして今回は3連覇の偉業に挑む。
一方の古性優作も存在感は圧倒的。共同通信社杯での失格は惜しまれるが、勝負にこだわった結果であり、責めることはできない。近畿の若手勢がやや手薄な中、自力主体の戦いになりそうだ。親王牌を見据え、タテ脚を存分に発揮する構え。番手には地味ながらも堅実な村田雅一が控える。
新山響平は、今年も賞金ランクでボーダー付近を推移。前走・青森記念では準優勝に終わり、郡司に優勝を譲ったが、ブレない先行スタイルは健在で、若手の手本となる走りを続けている。
犬伏湧也は、S班として向日町記念イン奈良を制し、一つ肩の荷を下ろした格好。責任を果たした上で、ここからは結果を積み上げる段階に入る。持ち前のスピードを武器に、今節も主役を狙う。
地元勢では、浅井康太が大将格。所属は四日市だが、地元記念に変わりはなく、モチベーションは高い。ホームバンクの皿屋豊も予選スタートながら、最低でも決勝進出がノルマだ。
関東勢は自力型が少ないが、武藤龍生は番組に恵まれ、郡司や新山の番手回りが濃厚。展開ひとつで上位進出も可能だ。
また、予選から登場する取鳥雄吾は着実にレベルアップ中。横の動きに磨きがかかれば、記念の一つや二つは簡単に獲れる。
初日特選の想定の並びだが、古性優作には近畿で村田雅一。中四国は犬伏湧也に松本貴治。新山響平には北で渡部幸訓。郡司浩平には東のラインで武藤龍生。問題は地元浅井康太の位置取り。今後の関係性を深める為に古性優作の3番手を回るか、自分でやるかは浅井の気持ちひとつだ。