2025/10/09(木) 15:30 0 2
S級初日特選は河端朋之が「自力」を選択し、地区的には後藤大輝の番手不在となったが、そこへ阿部拓真、佐藤友和の北日本勢が手を挙げた。
後藤大輝は心を踊らせる。
「僕が高校生だから10年前かな。友和さんが冬期移動で久留米に。練習が終わるのを待って、写真を撮ってもらったことも。そんな憧れの選手に付いてもらえるなんて」
対して佐藤が「後藤君のレースぶりは見ている。大きなところでもいいレースをしていますよね」と言うように、他地区の選手からも後藤の評価は高い。
それでも、後藤は『進化』を求めて変化を試みた。
「青森記念では違う戦法をやってみようと、引いてのカマシとかやってみた。けど、それに気が付いた南修二さんに言われてハッとした。「持ち味が生きるのは、いつものような走りじゃないか」と。やっぱり主導権を取るレースこそ自分の持ち味だと再確認できた」
南や古性優作、他地区のトップ選手たちが後藤を気にかけるのは、みな後藤のポテンシャルを認めているからだ。また、後藤自身も素直さがあり、謙虚。強くなるために貪欲な姿勢はデビュー4年目も変わらない。(アオケイ・八角記者)