2021/10/27(水) 10:30 0 0
池川瑠威の先行1車だった6R。池川後位がもつれてスローな流れに。前日に番組を見た際に「(位置は)決められないですね」と苦笑いしていた滝川秀嗣が、単騎で後方から捲り上げる。慌てて池川も合わせにいったが、最後は滝川の勢いが上回った。単騎の6番車が1着で、3連単は9万4000円の高配当。レース後は興奮気味に振り返ってくれた。
「自分が1番びっくりしています。今年初勝利ですよ。うれしい。しかも外を踏んでなので。自信になりますね。今日に関していえば“あそこで外を踏めた”だけでも自分としては合格点。それがまさか勝っちゃうなんて。お客さんには迷惑を掛けちゃいましたね。たまにはいいでしょう。とにかくうれしい。でも、ここで終わらずに。大事なのは明日(最終日)。頑張りますよ」。
久しぶりの1着で通算の1着数は299。300勝までマジック1とした。
「残り2になってから長かった。今日みたいな勝ち方は何年かなかったし…。僕みたいな選手は9車立てで混戦になってくれた方がありがたい。でも、そんなこと言っても仕方がないので。これからも腐らずにやっていきたい」。
7車立てが主流になり、ますます活躍の場が減っていたが、自らもぎ取った今年の初1着はいろいろな意味で大きなものとなりそう。まずは大事な最終日、そして次節以降の走りに注目していきたい。通算300勝を達成する日は、298から299までほど遠くないはずだ。(netkeirin特派員)