2025/09/24(水) 15:32 0 0
S班の古性優作が家事都合で欠場。さらに地元の村上博幸、佐藤慎太郎も負傷で戦線離脱となり、S班は犬伏湧也ただ一人の“一人横綱”となった。グランプリ出場を懸けた賞金争いが激しい深谷知広も優勝候補に名を連ねる。
初日特選は、犬伏に岩津裕介が続く中四国勢、近畿は三谷竜生-山田久徳のいつもの布陣で、お互いの気持ちは入っている。深谷の番手が注目されたが、和田圭が手を上げた。関東は雨谷一樹が前回りで諸橋愛がアシスト役。山田庸平は単騎で一発狙い。
犬伏は共同通信社杯で一次予選こそ2着通過だったが、二次予選で7着に沈み勝ち上がりに失敗。しかし残り2走はきっちり1着を取っており、状態は悪くない。小回りの奈良バンクで2周半の突っ張り先行も視野に入れる。
番手の岩津も、落車明けながら前走地元FIで準優勝、函館オールスターでも優出しており、年齢を感じさせない。
一方の深谷は、共同通信社杯を無傷で勝ち上がり、決勝は5着。数字以上に動きは良く、この先の親王牌・競輪祭でタイトルを獲ってのグランプリ切符を狙う。
古性欠場の影響で、近畿勢は痛い。ただ、ホームバンクの三谷、地元開催「平安賞」への思いが強い山田久徳が気合十分。
また山田庸平も侮れない。持ち前の底力とレースセンス、ロングの仕掛けも見据えて前々に攻める。伊藤颯馬が勝ち上がれば番手を固めるが、基本は自力勝負の構え。
追い込み勢では和田圭、諸橋愛が復調気配を漂わせる。地元の新鋭レーサー谷内健太の台頭にも注目だ。