4Rは発売締め切り後、浅井康太が急病のため発走直前にレースは中止となった。傷病はのちに「急性腰痛症と股関節痛」と発表された。そのため、当レースは抽選を行い「みなし着位」を決定した。

　抽選というのは通称「ガラポン」と呼ばれるもので、抽選器に入った1から50の数字が書かれた玉を該当選手が順番に回し、数字を引いた順番でみなし着位が決まる。小さければ小さいほど上位となる。

　1位は「6」を引いた三宅達也。車番順で4番目にひいて暫定1位となった時点で二次予選への勝ち上がりが決定した。「ガラポンは7回目ぐらい。1位は初めてですよ。出られるだけでありがたいし、まさか二予Aに勝ち上がれるとは。最終日のお帰りにヒヤヒヤしていたぐらいだからよかった」と複雑な勝ち上がりとなったが、ひとまず胸をなでおろしていた。

　他の面々も悲喜こもごも。本命に目された吉田拓矢は「48」をひき7位で勝ち上がりを逸した。5位の橋本強は「福井では前回もガラポンをひきました。不思議ですね」と雷でレースが行われなかった2023年9月のFIシリーズを以来の奇縁に苦笑いだった。(netkeirin特派員)