2025/09/11(木) 17:10 0 2
共同通信社杯ならではの自動番組制を取っているため、普段見られない珍しいラインが誕生するのも当大会の特徴だ。そんな中、11Rの九州は番組のアヤもあり東矢圭吾、上田尭弥、嘉永泰斗、山田英明と4車が配置された。
年齢の若い東矢が熊本の先頭で、「こんなの4番手に決まっているじゃないですか」と即決した山田英明の位置は予定通りで、あとは番手に上田、3番手に嘉永と並ぶこととなった。点数や経験値からすれば嘉永が東矢の番手とも考えられたが、嘉永は「自分じゃ3番手と思っていました」という。
「熊本3人なら番手があったかもしれない。だけど、これまで圭吾にも尭弥にも前で頑張ってもらっているから」と経緯を説明した。
しかし、相手は古性優作や鈴木玄人といった前々にさばき倒す面々たち。番手回りに慣れていない上田は四方八方から飛んでくるプレッシャーに耐える試練の一戦となる。もちろん嘉永もわかっており「逃げちゃダメ」と背中を押す。
「(上田は)番手を回ってと言ってくれたけど、これからもこの位置が回ってくる機会が増えるし経験をしないと」
同期、同学年で同じ釜の飯を食ってきた上田との関係性もあり、そのポテンシャルを認めたうえで、あえて経験の場としてステップアップをうながした。(netkeirin特派員)