2021/10/17(日) 11:00 0 0
伊東競輪場のミッドナイト競輪「WINTICKET杯(FII)」が16日に2日目を行った。決勝9Rの夏目新吾に話を聞いた。
準決は國井裕樹に前を任せ、バック過ぎから飛び出した。普段はド自力として動いているが、懸命なけん制は健気なもの。國井の頑張りを無駄にせずしっかりと決勝へ勝ち上がった。
「前川(大輔)君に行かれてしまったのは技量不足でした。追い込みの技術が足りない…。それよりも今回は、國井さんがあれだけ駆けてくれたのがうれしかった。自分も自力だから良く分かるし絶対にバックを取って欲しかったから前に踏みたくなかったんです」と、心の通うライン戦を体現し、持ち場をまっとうした。
「今は点数通りの脚。7、8、9月ってどん底で6点近く落とした。でも初日の先行で少しずつ上がっているなと実感できた。少しずつですけどね」と復調を自覚している。
決勝は同県の渡邉雅也をマークする。
「地元や南関地区なら後ろを回るレースも。それが競輪と思っているので」と迷いはない。準決と同様に役目を果たすか。(netkeirin特派員)