7月の本格デビューから4場所を走ったが、地元の大宮で予選を勝った1勝のみと少しさびしい感じだ。

　レースに対してどういう気持ちで臨んでいるかの問いには「自分の力を出し切ることを第一に考えて走っています」とキッパリ。

　4場所を走って感じたことはという問いには「自分は地脚でダッシュがないし、トルクも足りないんです。それなので併されたりして脚を使ってしまうことも多い。それにハートが弱いところもあって、『併されるんじゃないかとか、残れないんじゃないか』とか考えてしまって集中し切れていないところもありましたね」とこれまでを振り返る。

　その足りない部分をどうしていくのか問うてみると「最近、ウエイトを取り入れたんです。それとスクリーン。瞬発力が付くようにと思って始めました。まだまだ結果が出るのは先になると思いますが、やれることをしっかりやっていきます」と話す。

　初日の予選は渡邊恭典が番手だが「渡邊さんとは宇都宮の初日に連係していてワンツーでした。また自分の走りをして決めたいですね。しっかり決勝まで勝ち上がって、同期(鈴木小次廊、吉岡優太)の2人と対戦するのが今回の目標です」と締めくくってくれた。(アオケイ・忍足記者)