2025/07/29(火) 16:46 0 1
かつて熊本競輪で奮闘した米原が、再び地元の地で躍動する。元々、熊本出身の米原は86期生として2001年にデビューし若い頃はカマシ、まくりを得意としていた。鬼軍曹として知られた森内章之氏に鍛えられたのち、当時の一大勢力だった通称「米原軍団」を率いて仲間たちと切磋琢磨していた。
だが、2016年に沖縄へ移籍してからは、熊本のメンバーとの交流は激減。当時は地震の影響で本場開催も休止中ということもあって地元との距離はさらに広がった。それゆえに、最近は米原が熊本籍だったことを知らない若手選手も多い。
「瓜生(崇智)ぐらいまでですね。あとの後輩はもう知らないでしょう」
それでも地元への思いは強く、今でも盆暮れに帰省すると、実家の近くで練習している甲佐グループ(倉岡慎太郎が率いる練習グループ)に混ざって後輩たちと車を合わせる。
「たまに混ぜてもらうんですけど、若い子たちは『この人誰?』みたいな反応なんですよ」
今開催、熊本ホームは東矢昇太ただひとりとあって、米原としては“地元の意地”を見せ付けたいところ。決勝で弟々子でもある東矢と連係、とは多くを求め過ぎだが、それぐらいの気概を持って挑む。(netkeirin特派員)