2021/10/13(水) 19:00 0 2
前橋競輪場で行われる14日に初日を迎える「ドームスーパーナイトレース(GIII)」。8レースの一次予選を走る加倉正義に話しを聞いた。
熊本記念(「火の国杯争奪戦」IN久留米)の決勝は賛否両論あると思う。個人的な感想は、山口拳矢とか出てきて競輪が変わってきた。この決勝も北津留翼が発進して後輩の嘉永泰斗が番手捲りで優勝。そこで、九州一のご意見番の加倉正義に感想を聞いてみた。
「う〜ん、相変わらず、言いにくい事を聞いてくるね(笑)。ハッキリ言えば、順番が違うし早いと思った。翼があの優しい性格だから、3人で話して、軽い気持ちで行こうかと、最初に言った気がする。それを地元の若い2人が甘えたと言うのが真相ではないかな」。
続けて「翼の“格”や“威厳”も問題になると思う。ただ、あのSSが3人いるメンバーで、優勝した勝負強さは凄い。それは素直に嘉永(泰斗)君を誉めてあげたい。嘉永君の師匠の倉岡慎太郎さんとは仲が良いし、つい可愛さあまりから、厳しいことを言ってしまうけどね」。
嘉永にしてみれば、失敗すれば何を言われるか分からない。その意味で、覚悟の走り。ただ、実績ある先輩が前で引っ張り、優勝する価値がどれぐらいあるか難しい。加倉みたいな煩(うるさ)さ型で、きちんとした競輪をするマーカーには、今まで以上に頑張って欲しい。そうでないと、若手同士で勝手に決める、おかしな競輪になってしまうからだ。(町田洋一)