2025/07/23(水) 15:20 0 3
京王閣競輪「東京オーヴァルカップレース(GIII)」は、26日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
3日制のGIII開催の短期シリーズだが、S班の眞杉匠と清水裕友の名前が入っている。他にもダービー王の吉田拓矢の名前もあり、S級は豪華メンバーの7レース制。
玉野サマーナイト(GII)で、関東の絆を魅せた、眞杉匠と吉田拓矢のワンツーが中心。佐々木悠葵が突っ張り、眞杉と吉田のゴール前勝負になったが、僅かに眞杉が振り切った。これで賞金も1億1500万円となり、グランプリ出場は確定したと言える。
吉田も、現時点で賞金王となり、関東の勢いを感じる。これには、引退した平原康多が、後継者の2人に対して一番喜んでいるかも。今後、発進ではない逆並びもありそうで、武田豊樹と平原康多以上の黄金コンビになる。賞金も前節のGIIIと同じく、今回も優勝賞金は370万円ある。関東は他にも吉澤純平と地元の高橋築がラインの構成メンバー。
清水裕友は、サマーナイトの決勝で眞杉に弾かれ悔しい結果。もし、あそこを乗り越えていれば、太田海也とワンツーが濃厚だった。町田太我が勝ち上がれば番手回りだが、基本的に、自力のレースになりそう。援護役は小倉竜二と香川雄介の熱いマーカーの2人。孤軍奮闘のレースになりそうだが、実力と実績はピカイチ。
近畿は寺崎浩平にタテも鋭くなっている三谷将太。寺崎は古性優作が一番期待している選手だし、まとめて負かす能力がある。
A級戦は5レースあり、前期S級の吉田昌司と地元の内田玄希が本線を形成。中四国で小川将二郎と大瀬戸潤一郎が別線で勝負して、僅かな差しかない。GI戦士の岡部芳幸や金子貴志も存在感はある。
地元若手の永井哉多、ビッグマンこと藤井優希も大会を盛り上げる。