2025/07/23(水) 12:30 0 0
22日から開幕中の奈良競輪ナイター「デイリースポーツ杯 三笠賞(FI)」。11RではS級準決勝が行われる。
レースの中心となるのはなんといっても野田・吉本の福岡コンビだろう。初日特選では野田が最終バックで捲り仕掛けたところで坂口晃輔から厳しい牽制を貰ってしまうが、それでも止まらず前団を捲り切り最後は吉本が野田を差し切ってワンツーを決めた。
24年オールスター最終日で落車した影響で一時は97点まで点数を落とすも109点まで戻してきた野田。今回もらしさ溢れる強烈な捲りを繰り出して人気に応えるか。
対抗筆頭は川口雄太だ。6月のレインボーカップでS級に復帰すると、その後7月の小松島記念でトップレーサー古性優作を破り大金星を挙げるなどS級でも戦えるところを見せている。
失格の影響でA級へ降級したが24年前期にはS級で105点近い点数を持っていた実力者、今の98点という点数通りの評価はしない方が良さそうだ。
★野田源一、吉本卓仁は奈良競輪11R・S級準決勝に登場!(発走20:00)
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また、12Rでも同じくS級準決勝が行われる。
人気本線となりそうなのは地元勢。山本伸一に伊代野貴照、渡辺十夢が付いて3車ライン結成となった。42歳になり自在戦、番手戦が増えた山本だが初日特選では気迫のこもった先行勝負で魅せた。地元のプライドに懸けて準決勝で負けるわけにはいかない。
その山本に立ちはだかるのが外田心斗と坂田康季だ。外田は元々は捲りメインで戦う選手だったが、前走は500バンクの宇都宮で3日間先行勝負を敢行し優出を果たすなど、距離を踏んでも残れるだけの力をつけている。今日は近況冴えている先行か、それとも元々の武器である捲りか、いずれにしろ地元勢の脅威となりそうだ。
坂田の先行力にも注目だ。2月の小松島ミッドGIIIでは125期卒記チャンプ・森田一郎を撃破するなどマイペースに持ち込めれば点数以上の粘り脚を発揮する。相手の自力2車は点数的には格上だが、番狂わせを起こしてS級2度目の優出を決めたいところ。
大混戦を制し決勝への切符を手に入れるのは誰になるのか、見逃せない一戦だ。
★山本伸一、伊代野貴照は奈良競輪12R・S級準決勝に登場!(発走20:30)
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