初日特選10Rは車体故障で力を出し切れないままだった松本貴治。二次予選B7Rは太田海也マークから差し切った。

「海也がしっかり出切れるだろうな、と後ろで見ていた。纐纈(洸翔)君に飛び付かれるかなと思った。目が合ったけど、遠慮してくれたかな。助かった。自分も余裕があったし、あのカカリなら他は来ることはできないだろうなって」

　最後は悠々と、4月の平塚FI決勝の再現で太田を交わした。

「海也は最後までタレていなかったし、残すとかそういう感じではなかったです。自分は初日車体故障したけど、違和感なく走れた」

　前回の久留米記念決勝で落車。「痛みはある」中でもきっちりと準決勝まで進んだ。

「レースはしっかり集中して走れている。しっかり休んで準決勝に備えたい」

　準決勝10Rは太田-清水裕友の3番手回り。中国勢を援護しつつ決勝進出を目指す。(netkeirin特派員)