2025/07/12(土) 21:10 0 0
2025年7月12日 弥彦競輪
開設75周年記念「ふるさとカップ」G3(3日目)
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【10R=S級準決勝】
中団で佐々木悠葵が後続の仕掛けを警戒する中、打鐘前から石原颯がスパート。佐々木も仕掛けるが、石原が叩いて主導権を握っていく。石原には松浦が続き、3番手は内に佐々木、外に松田治之で並走になる。佐々木マークだった末木浩二が最終BS前から自力に転じると、松浦がけん制。松浦がゴール前で石原を差し切り1着。2着石原で中四国ワンツー。3着は地元の末木が入線。
1着/松浦悠士(SS・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:22回(24年12月広島記念in玉野)
(佐々木悠葵の)けっこう大きいけん制で、石原(颯)君もワッとなったのではないかと思います。あれだけけん制されると行きにくいものなのですが、しっかり行ってくれていました。僕は3車並走になったので、締めすぎないように気をつけてでした。石原君も出切るのに脚を使いキツそうだったので、僕がちょっとアシストしないとラインで決まらないと感じました、松田(治之)さんの外並走を見ながらちょっと前に踏んで、しっかり対応できたかなと思います。最近、仕事もあんまりできていなかったですけど、少しはいいところを見せられたかなと思います。レースはいい状態で走れているかなと思います。
(決勝は)石原君の後ろ。
2着/石原颯(S1・香川117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(22年6月取手以来)
(初手は)後ろだったら、佐々木(悠葵)さんをフタしたかったのですが、警戒されていたので、どうしようかなと思いました。(赤板)2コーナーの下で、行けそうかなと。踏み出しは、吸い込まれながら行けたので、良かったかなと思います。後ろに松浦(悠士)さんと松田(治之)さんをついていただいたので、安心して駆けられました。脚が意外といっぱいだったので、3着かと思っていたのですが良かったです。今日は、要所要所で踏んだ感じでした。勝ち切れてないですね。そろそろ勝ちたいです。
(決勝は)自力。
3着/末木浩二(S1・山梨109期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(24年12月佐世保以来)
(佐々木悠葵は)同時に切って、石原(颯)君を出させない感じだったと思うのですが出られたので。遅れてきた松浦(悠士)さんを僕が止められていれば、佐々木君も3番手だったので、そこが心残りですね。気付くのが遅れてしまった、もう少し、僕もできることがあったかなと終わってみて思います。
ずっと並走で佐々木君が内に詰まっていたので、申し訳ないのですが、タテに踏ませてもらいました。最終3コーナー過ぎは、(松浦悠士が)絶対にけん制にくると分かっていたので、できるだけスピードを殺さないように上手く対処できたと思います。自分の状態はいいのですが、佐々木君は前回のG1(高松宮記念杯)に引き続きすごく頑張ってくれていて、そのことが1番大きいと思います。
(決勝は)坂井(洋)君の後ろ。番手。
◆10Rレース結果
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【11R=S級準決勝】
赤板過ぎ2コーナーから菊池岳仁が仕掛けるが、前の昼田達哉も踏んで主導権争いとなる。菊池が出切るも、最終2コーナー7番手から新山響平が捲りで前団を飲み込み、2着以降に5車差の1着。菊池マークの武藤龍生が2着。最終BSで最後方だった三谷竜生が外伸びて3着に入った。
1着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特5・二2・準1
G3優勝:5回(24年11月四日市)
前が取れれば前がいいなという感じだったのですが、スタートで出るのが遅れてしまい、一番後ろになったので、かなり厳しいなとは思っていました。昼田(達哉)君が前を取ったので、突っ張られるなと思い、そこを目掛けて菊池(岳仁)君が行くのかなとは思ったのですが、菊池君のやる気がすごくて、昼田より僕を先に警戒していて、いい選手だなと思いました。S班としてかなりみっともないレースでしたけど、負けるよりはいいかなと思います。昼田君と菊池君がすごいレースで、僕は展開が向いただけ。間違いなく2人が主役でした。体調を整えます。
(決勝は)自力。単騎で狙います。
2着/武藤龍生(S1・埼玉98期)
今回成績:特3・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:13回目(25年3月名古屋以来)
昼田(達哉)君が、気持ちのこもった先行で長引いてしまいましたね。菊池(岳仁)君は、すごく頑張ってくれました。自分は並走が長かったので、2コーナーを抜けてから、貴志(修己)君と新山(響平)が見えたので、なんとかけん制をしかけました。貴志君だけでも止めないとと、思いました。その後は、菊池君をなんとか3着までと思って走っていましたが、難しい判断でしたね。いつも頑張ってくれる菊池君を地元の決勝に乗ってほしいなと思いましたが。弥彦は、いいイメージがありますが、前回が落車だったので、そのイメージを払拭して4日間を終わりたい気持ちで来たので、明日も頑張りたいです。
(決勝は)関東の3番手。
3着/三谷竜生(S1・奈良101期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:7回(24年2月奈良)
新山(響平)君に内をシャクられ、僕が(ホームで)連携を外してしまった。(貴志修己が)下げて様子を見るかなと思ってしまったのが失敗ですね。その後は、新山君は行くかなと思っていたし、山崎(芳仁)さんが少し離れ気味だったので、そこをしっかり乗り越えられるようにと思っていました。連携が乱れてからでもあの位置から3着に入れているので、脚自体は問題ないかなと思います。3日間を通して、徐々に体の調子はいい感じです。
(決勝は)脇本(雄太)君の後ろ。
◆11Rレース結果
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【12R=S級準決勝】
堀江省吾が赤板過ぎに脇本雄太を抑えて先頭に立って先行態勢も、打鐘から櫻井祐太郎がカマシて、堀江を最終HSで叩いて主導権を握っていく。堀江は2番手で並走となる。最終BS前から5番手の坂井洋が捲りを打ち、逃げる櫻井をとらえるが、8番手の脇本が最終2コーナー付近から捲りで豪快に直線とらえて1着ゴール。脇本マークの浅井康太が2着。3着に坂井が入線した。
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特6・二1・準1
G3優勝:16回(24年9月向日町)
相手に切らせ、立て直してから行こうと思っていました。踏み合っている中での8、9番手は(展開が)悪くないと思っているので、落ち着いていました。踏み出した感じは、昨日より悪いですね。日に日に悪くなっている感じがします。昨日のレース後に腰が少し痛み始めたので、その影響もあるのかなと思います。しっかりやることをやって頑張ります。
(決勝は)自力。
2着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特9・二1・準2
G3優勝:34回(24年2月高松)
初日、体が全然動かなかったし、シューズも合わなかったところから比べると、昨日だいぶ良くなってきて、今日もなんとか2着にくらいつけたので、良かったのかなというところと、上向いているのかなと感じますね。あと、全プロ記念の初日に脇本(雄太)君と走り、ガッツリ離れてから2着を確保。今日は少し離れてからの2着の確保だったので、少しは成長しているかなと。あとは道中で休むタイミングを考えながら走れたので、初日のよう脚を使いっぱなしではなく、一発勝負にかけて最後に踏み直せました。
(決勝は)近畿へ。全プロ記念の時に4番手を回らせてもらったので、今回も3番手回らせてもらいます。
3着/坂井洋(S1・栃木115期)
今回成績:特7・二1・準3
G3優勝:2回(24年12月大垣)
思った展開にはなりました。一本棒状態になり、そこを行こうと思ったのですが、やり合っていたので、ちょっとタイミングがずれちゃいました。踏み出しは良かったのですが、回せていないというか、踏んじゃっている感じ。日に日に、いろいろな人のアドバイスをいただいて、セッティングも調整し、徐々に良くなってる感じだと思います。
(決勝は)自力。
◆12Rレース結果
※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催
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【最終日・12R=S級決勝】
1/武藤龍生(S1・埼玉98期)
2/脇本雄太(SS・福井94期)
3/松浦悠士(SS・広島98期)
4/坂井洋(S1・栃木115期)
5/石原颯(S1・香川117期)
6/末木浩二(S1・山梨109期)
7/新山響平(SS・青森107期)
8/三谷竜生(S1・奈良101期)
9/浅井康太(S1・三重90期)
注目の並び想定は
4坂井-6末木-1武藤
2脇本-8三谷-9浅井
5石原-3松浦
7新山(単騎)
坂井洋の番手に末木浩二、武藤龍生の順で並ぶ関東の3車ライン。
脇本雄太には、三谷竜生と浅井康太が付く近畿2人と中部の3車。
石原颯は、準決勝と同じく松浦悠士と連携し、新山響平は単騎の競走となった。
まず注目は2日目以降、連日の高速捲りで他を退けている脇本だろう。浅井が続いて3車ラインになったこともアドバンテージになりそうだ。だが、踏み出しの感触に納得がいっていない点は気がかりなところ。
地元地区の関東も3車連携から意地を見せたい。坂井が好機を逃さずに仕掛ければ、末木に展開が向くことも。また、久しぶりの記念優出となった石原がタイミング良く仕掛けていけば、準決勝同様に松浦が巧みなレースメイクから抜け出しを図ろう。もちろん、単騎となった新山の一発も魅力十分だ。
S班3名がしっかりと準決勝1着で決勝進出を果たして、力勝負に注目が集まる。好メンバーによる大激戦必至の決勝は、16時20分発走予定。
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◆弥彦G3(3日目)注目選手ピックアップ◆
【3日目1R=S級一般】
「地元記念、いい感じで締めくくる」
1着/中島詩音(S2・山梨119期)
主導権を取るような走りをしたいと思っていました。(赤板は)粘られないように踏むのは無理だったので、(小林)潤二さんに迷惑をかけてしまいました。(仕掛けた感じは)すごく重たかったです。1着が取れたので、明日いい感じで締めくくって終わりたいと思います。練習は、いい感じで入ったのですが、感覚と脚が合わなかった感じ。セッティングなど、なんとかいい方向にいくようには努力します。
【3日目5R=S級選抜】
「逃げ粘り連続連対」
3着/棚瀬義大(S2・岐阜123期)
(今年1月からのS級戦は)全然やれていないですね。昨日、今日は、たまたま自分のタイミングと、脚が良かったと。調子は今日も悪くなかったのですが、普通に脚がなくて残れなかったですね。練習は若手や強い人たちとバンク練習を中心にさせてもらっています。トップスピードがないので、捲ることしかできない。先行で残れればいいと駆けています。もっと自分に武器があればいいなと思いますが、焦らずやっていきたいなと思います。
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◆直近の弥彦競輪グレードレース・レポート
2024年10月寛仁親王牌G1
優勝:古性優作
2023年10月寛仁親王牌G1
優勝:古性優作
2022年10月弥彦競輪G3
優勝:平原康多
2021年10月寛仁親王牌G1
優勝:平原康多
2020年7月弥彦競輪G3
優勝:平原康多
2019年7月弥彦競輪G3
優勝:諸橋愛
2018年7月弥彦競輪G3
優勝:諸橋愛
2017年8月弥彦競輪G3
優勝:諸橋愛
(P-Navi編集部)