2025/06/29(日) 19:55 0 4
二次予選11Rは太田海也が前受けから幸田望夢を突っ張ったが、岸田剛-南修二の近畿2車を送り出した。3番手に入り、ハイピッチで駆ける岸田を2コーナー捲りで瞬く間に先頭に躍り出た。太田マークの51歳香川雄介は踏み遅れて南に切り替えて3着。レース後は苦悶の表情で会見場に姿を現した。
「作戦はあれ。ドンピシャだった。個人的には全部突っ張ってほしかったけどね(苦笑)。あれがいいって言うからなぁ。それにしても強かったなぁ。瞬間移動したよ。ごっつかった。俺には無理。ちょっと荷が重いね。勘弁してほしいすぐに南にスイッチしたわ」
高松宮記念杯で準決勝進出した香川でさえこの嘆き節。この後もジョークを交えながら泣きが止まらない。
「太田の3番手はあったけど番手は初めて。いやー、凄いよ。犬伏みたい。いや、犬伏は位置取りしないでグワー! って感じか。今日の方がエラかったわ。オジサンにはキツい。でも頑張ってるやろ。追加だけど、連日前が強過ぎて、来なければ良かったって思っちゃうくらい。もちろん、冗談よ」
準決勝に勝ち上がった選手とは思えない程泣きっぱなし。初日の石原颯に続いて前の選手が1着ながら自身は3着。激闘のGIから中4日で強過ぎる目標に、ベテランの口から嬉しい悲鳴が飛びかう。準決勝は初日と同様に石原をマーク。「お、おう」。
番組を見て、太田ではなかったことに安堵していたようにも映った。(netkeirin特派員)