26日から開幕する前橋競輪ナイター「パチンコサイトはパチ7カップ(FI)」。12RではS級初日特選が行われる。

　南関東から菅原大也、松坂洋平、福田知也、簗田一輝の4車が出場。4車結束か別線勝負か気になるところだが、ここは神奈川3車トリオと簗田で分かれる形になった。そして空いた簗田の番手には北日本の伏見俊昭が付くことに。

　神奈川トリオの先頭を務める菅原は一時は番手を回ったり、先頭でも自在的な動きをすることが多かったがここにきて自力脚が冴えている。
　前走の取手競輪決勝では、5番手から捲るタイミングを窺う人気の東矢圭吾よりも先に、最終バックで中団から単騎で捲り仕掛ける攻めのレースを見せた。直線で東矢に捕まりはしたものの2着に残る好内容でデキの良さをアピールした。今日もライン3車で積極的なレースを見せる。

　簗田は年始時点で点数が100点を切るなど不調に陥っていたが、徐々に復調し前走の四日市G3では優勝を果たした。位置取りの上手さ、ヨコの技術に長けた選手ではあるが今の調子ならタテも繰り出せそうだ。まずは初日、連続Vに向けて好スタートを切りたいところ。

　三重コンビの先頭・柴崎淳も当然チェックは必要だ。前々走の弥彦競輪初日特選では逃げる皿屋の番手で大きく車間を切り、ヨコにも振る大仕事でライン上位独占に貢献した。
　今日は自力戦となるが、かつては浅井康太と並び自力屋として中部を引っ張っていた猛者。38歳とベテランの域に突入しつつあるが全盛期さながらのタテ強襲には要注意だ。

　大混戦の3分戦、この中から抜け出すのはいったい誰になるのか。

★前橋競輪12R・S級初日特選は20:30発走
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　また9RのS級予選には小原丈一郎と木暮安由が登場する。

　前々走のレインボーカップを制しS級への特昇を決めた小原。S級復帰初戦となった前走は予選で突っ張り先行を敢行すると、番手の金成和幸が付きバテするほどの強烈なカカリでそのまま押し切った。自在性が持ち味ではあるが直近4か月ではバック数13本と積極的に自力を出している。その成果が先行有利な33前橋で発揮できるかどうか。

　その小原の番手を回るのが地元の木暮だ。長年競輪を見ているファンからすれば言わずもがなトップレーサーの一人。しかしケガの影響により点数が急降下、さらに失格も重なり来年1月からのA級降格がほぼ確定的となってしまった。
　あまりにも辛い現状ではあるが立ち止まってはいられない。地元戦でなおかつ今回は小原の番手という絶好のポジションが回ってきた以上何とか結果を残したいところ。

　勢いに乗る若人と復活への道を歩むベテランマーカーのタッグにぜひ注目してほしい。

★小原丈一郎、木暮安由は前橋競輪9R・S級予選に登場！(発走19:07)
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