25日に最終日を迎える青森競輪ナイター「スポニチ杯　エフエム青森杯(FI)」。12RではS級決勝が行われる。

　準決勝3レースでは全て北日本勢がワンツーを決め、なんと6車が勝ち上がった。決勝は小原佑太ー五日市誠ー佐藤和也の青森トリオと櫻井祐太郎ー飯野祐大ー大森慶一の青森以外の3人が並ぶ形で分かれることになった。

　青森トリオの先頭を務める小原は2日間共にナショナル仕込みの自力脚を余すことなく出し切る先行勝負でライン上位独占を決めている。準決勝でもワンツーを決めた五日市と共に有終の美を飾りたい。

　もう一方の先頭を務める櫻井も小原と同じく先行主体で戦う選手だ。準決勝でもケレン味のない先行を披露し、齋木翔多が中団から捲り仕掛けるも全く進まないもの凄いカカリっぷりだった。今日も小原が相手だろうと関係なく自分のスタイルを貫く先行勝負で挑むだろう。

　普段は仲間でもここは互いのプライドにかけて負けられない。目が離せない激闘となるだろう。

★青森競輪12R・S級決勝は20:30発走
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　また11RではA級決勝が行われる。

　自力3車は佐々木亮太、一ノ瀬匠、小川三士郎と3人とも直近4か月の逃げの決まり手が10本以上という先行屋揃いのメンバーとなった。

　点数最上位は小川。先行主体なのにもかかわらず現在14戦連続で連対中と抜群の安定感を誇り今日も人気に推される存在だろう。前走の取手競輪決勝では中団から捲る永井哉多を自ら牽制し止めるなど、器用さもある選手だ。ここで優勝を決めれば再びS級特昇にリーチが懸かる。兄・小川丈太と同じS級のステージに一刻も早く上がっていきたいところ。

　だが小川と125期の同期である佐々木も負けられない。3月にA級2班への特昇を決めるとその後6開催中5回で優出を果たし、前走の平塚競輪では現級初優勝を決めるなど確実にこのクラスでも上位の力がある。一ノ瀬、小川と比べると捲りの比率が高く、その2人が踏み合うなら捲り一閃というシーンもあるかもしれない。

　この2人にはおそらく人気では劣るであろう一ノ瀬もメンバー中バック数は最多と戦えるだけの武器は持っている。若手2人を経験値の差でねじ伏せたいところ。

　後々S級でも活躍する可能性秘める選手たちが揃った一戦、ぜひ今のうちから注目してみてほしい。

★青森競輪11R・A級決勝は20:00発走
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