今のガールズケイリンは、かなりのハイレベルになっている。しかも、先行選手、自在選手、マーク屋とそれぞれの立ち位置も分かりやすい。

　青木美優は、ここ12場所で、マークの決まり手が9回しかない典型的なマーク選手だ。体も小さいがガッツもあり、2着、3着で必要な選手になっている。
「1年前に、地元戦で落車。競走得点もなく、逆に開き直って色々と吹っ切れた。それからですね、競走得点が高くなってきたのは。この51点はキャリアハイだし、憧れの石井寛子さんに続いて2番車なのも嬉しいですね。ミッドナイトは得点が高い順に内枠ですから」。

　今後の目標を尋ねると「今は1着も少なく、自在と言うコメントも出来ない。前に続いて行くだけでなく、タテ脚も磨きたいですね」。

　 マーク選手はレースの読みのセンスも問われるし、今後の青木の走りに注目して行きたい。(町田洋一)