初日2Rで逃げ切りを決めた火島裕輝。今期はこれが最終戦で、12節全てで初日2連対となった。前期から初めて2班に昇班。前期は83点台と苦しんだが、今期は88点オーバーと確実にレベルアップを果たしている。

「準決勝をあまりクリアできていないけど、全然ダメだった前期の前半を思えばだいぶいい感じで走れている。練習も松本貴治さんがよく誘ってくださって、いい練習ができています。松本さんの強さはぶっ飛んでますよ。師匠の日野(博幸)さんも強過ぎです」

　GIでも活躍する松本が身近にいて「いい環境で練習させてもらっています」と背筋を伸ばす。松山学院高校の同級生には来期S級に昇級する半田誠、佐藤壮志(ともに熊本)や、船山真生(愛媛)がいて「自分も負けてられないです」と闘志を燃やす。

　小倉はデビュー初優勝を飾ったバンクで、これまで4節走って全て決勝進出。

「(これまでは)チャレンジしか走ってなかったですけど相性はいいと思う。1、2班戦でも決勝に乗れるように頑張りたい」

　準決勝は来期S級に復帰する菅野航基との2分戦。格上相手にどんな走りを見せてくれるのか。またまた小倉で決勝進出を果たすのか注目したい。(netkeirin特派員)