2025/05/22(木) 01:05 0 2
2025年5月21日 武雄競輪場
ミッドナイトG3「日本名輪界カップ」(2日目)
※ミッドナイト開催
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【武雄競輪G3(2日目)7R=S級準決勝】
赤板で5・阿部将大が抑えに行くも、1・鈴木竜士が突っ張る。打鐘から再度阿部がスパートすると、最終HSで鈴木をカマシて主導権取り。2・井上昌己が追走し、3番手も4・渡邉豪大がキープする。鈴木も再度内から進出を狙うが、井上が阿部を差し切り1着。2着阿部、3着渡邉で九州の上位独占が決まった。
1着/井上昌己(S1・長崎86期)
今回成績:特3・準1
G3優勝:10回(15年12月佐世保)
誘導が残っていたら(阿部が)切りに行く、そこで(鈴木)竜士と勝負かなと半分くらいは思っていました。(踏み出しは)ちょっと開きました。ナチュラルな若い子のダッシュがだいぶキツくなってきましたね。ちょっと(雨で)見づらかったというのもあります。(ワンツースリーは)良かったです。踏んだ感じは悪くない。(ミッドナイトは)アップ前が長くてキツいですね。(状態は)大丈夫です。
(決勝は)九州の4番手。
2着/阿部将大(S1・大分117期)
今回成績:予1・準2
G3優勝:4回(24年7月別府)
前を取れたら突っ張ろうと思っていたんですけど、鈴木さんが出たので。(井上)昌己さんにも落ち着いてと言われたし、自分のタイミングで行きました。今の調子が良くないので、チャレンジャーの気持ち。その中で、主導権が取れたのは良かったですね。(ワンツースリーが)何よりです。脚を使わずに回せていますね。この感じだったら、別府記念もいい手応えでいけるんじゃないかなと思います。しっかりケアをして決勝に備えます。
(決勝は)僕が前。自力です。
※7Rレース結果
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【武雄競輪G3(2日目)8R=S級準決勝】
赤板で6・瀬戸晋作が誘導後位に入ると、5・木村皆斗が打鐘で抑えて先行態勢に入っていく。木村には4・大矢崇弘が続き、3番手は内に瀬戸、外に1・纐纈が取り合う。木村は快調に飛ばし、そのまま逃げ切り1着。2着に大矢で関東ワンツー。3番手取り切った纐纈が3着に入線した。
1着/木村皆斗(S2・茨城期)
今回成績:予1・準1
G3決勝:初
1着取れて良かったです。キツすぎて、周囲があまり見えていなかったですね。もっと勝たないと、失ったものは取り戻せない、全然まだ足りないです。最近はレースと練習が噛み合っていると思いますが、いつまでもそうだとは思っていないので。その時でも腐らずにやれたらなと思います。(ガッツポーズを)上げたいですが、周りも強すぎるので。1着は取れているのでめちゃくちゃ悪いわけではないですが、めちゃくちゃいいわけでもないです。決勝に向けて、仕上げます。
(決勝は)自力。
2着/大矢崇弘(S2・東京107期)
今回成績:予2・準2
G3優勝:1回(24年6月奈良)
調子がめちゃくちゃ悪いので、嬉しいですね。関東の若い自力の子が優秀で、それだけで決勝に乗れました。(木村は)最近いろいろ付いた自力選手の中で、レベルが違う感じで強かったです。何とか必死に付いていった感じ。今年は鎖骨も折って、ここがまだ4場所目ですが、展開でも決勝に乗れたので、いいキッカケになれば。
(決勝も)木村君に。集中して頑張ります。捲りでは危ないと思うので、ゴール前勝負できるように付いていきたいです。
3着/纐纈洸翔(S1・愛知121期)
今回成績:特1・準3
G3決勝:初
一番強い人が中団になってしまったので、ちょっとやりにくかったですね。出られないと思って、気持ちで負けただけ。緩んだところで行ったつもりでしたけど、園田さんがけん制して、5番(木村)に完全に合わされるタイミングだったので。(感触は)あまり良くないですが、怖がらずにレースできているのはいいですね。
(決勝は)単騎です。一発狙っていきます。
※8Rレース結果
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【武雄競輪G3(2日目9R=S級準決勝】
赤板で2・北津留翼が突っ張り、後位は内に1・山田庸平、外に7・佐々木和紀で競りが続く。打鐘から4・渡邉雄太が仕掛けると、北津留と叩いて先頭に立ち、北津留はその番手を奪取する。北津留は最終HSから仕掛けて、渡邉をとらえると、北津留には山田が続く。ゴール前で山田が差し切り1着。2着に北津留、3着に3・上野優太で九州ラインの上位独占が決まった。
1着/山田庸平(S1・佐賀94期)
今回成績:特7・準1
G3優勝:5回(25年4月武雄)
佐賀の後輩も、いろいろな選手が見て注目されている。北津留さんにもお世話になっているので、後ろだけは守る、その気持ちでいました。昨日よりは余裕があったけど、自力での脚は全然ないかなと思いました。後ろを固めてくれたし、それに尽きます。ミッドナイトの時間帯はアップからダルかったのですが、それは仕方ないし、明日はもっと慣れるのではと思います。(地元G3連続優勝は)できたらいいかなと。
(決勝は)九州の3番手です。
2着/北津留翼(S1・福岡90期)
今回成績:特5・準2
G3優勝:6回(22年6月久留米)
前を取って突っ張る予定でしたが、今日は雨とナイター照明で視界が悪くて、打鐘でどれが4番車(渡邉雄太)か探して、瞬間的に遅れてしまってはダメ。出ていくことはできて、結果は良かったですけど、打鐘が難しかったですね。(ミッドナイトは)寝る時間なので、キツいです。今日は恵まれていたので、良かったです。脚はいつも通り。
(決勝は)僕が(九州ラインの)番手です。甘えさせてもらいました。
※9Rレース結果
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【武雄競輪G3(最終日)9R=S級決勝】
1/山田庸平(S1・佐賀94期)
2/纐纈洸翔(S1・愛知121期)
3/井上昌己(S1・長崎86期)
4/北津留翼(S1・福岡90期)
5/大矢崇弘(S2・東京107期)
6/阿部将大(S1・大分117期)
7/木村皆斗(S2・茨城119期)
決勝の並び想定は
6阿部-4北津留-1山田-3井上
7木村-5大矢
2纐纈
決勝は4名勝ち上がった九州勢が結束。阿部を先頭に、番手が北津留、純地元の山田が3場番手で、4番手を井上が固める。
関東は準決勝同様に木村、大矢の2車ライン。
纐纈は単騎となった。
ここは4車ラインとなった九州勢の主導権取りが濃厚だろう。阿部が逃げて、番手の北津留が抜け出すか。3番手の山田は地元G3の連続優勝がかかっており、北津留の後位から渾身の差しを決めたいところ。
今シリーズのパワフルな仕掛けが際立つのが木村で、準決勝も逃げ切り、4月の福井F1最終日から6連勝中。4車結束の九州勢にどう立ち向かうか。前場所の岸和田F1でのS級初優勝に続き、G3初優勝に挑む。両ラインが激しく火花を散らすようだと、虎視眈々と纐纈の一撃が決まる可能性も。
3開催目となるミッドナイトのG3戦。真夜中の「アツい!!」武雄決戦を制するのは……!?
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※同時開催のガールズケイリン(2日目)レポートはこちら
(P-NAVI編集部)