2025/05/12(月) 15:15 0 1
宇都宮競輪「開設76周年記念・第1回レジェンド神山雄一郎カップ(GIII)」は、15日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
地元記念の2連覇を狙う眞杉匠が中心のシリーズ。S班は眞杉を含めて、新山響平・清水裕友と3名が参戦。残念ながら、直前で古性優作が欠場になり、これで更に眞杉の優勝が高まった。前走の日本選手権(GI)では吉田拓矢を連れて捲りでワンツー。ゴール前は失格審議になったが、対象が落車した菅田壱道と2人上がった。この決勝2着で賞金は7526万円として、ほぼグランプリは当確。今年の後半戦は、タイトルを獲ってのグランプリ出場を目指す。
清水裕友は、ダービーで失格したが、走りは完璧だった。あれがセーフなら、勢いは倍増しただろう。
中四国の大物の自力選手が不在で、松浦悠士を連れて動くレースになる。近々、犬伏湧也の番手で、久々のタイトルを獲るのは間違いない。
新山響平は、走りが全くブレていない。得意戦法の突っ張りでなく、引いてのカマシ・捲りの精度を上げれば、怖いもの知らずだ。
北日本は菅田壱道が欠場となり、人気抜群の佐藤慎太郎が番手を回る。骨盤骨折の重傷だったが、ダービーの最終日に1着を取り、精神的に楽になった様子。
地元は他に坂井洋、雨谷一樹、神山拓弥、長島大介が決勝進出候補。
眞杉がロングの仕掛けなら、坂井が差し切る展開は十分ある。
南関は小原太樹が点数を持っているが、目標的に厳しい。
中部は浅井康太が決勝までは勝ち上がる。山田久徳も脚はあるが、古性優作の欠場が痛い。
九州は嘉永泰斗の一発が魅力で、中川誠一郎も当地記念の覇者。曲者のイメージがある伊藤旭は穴を出せる選手。