2025/05/11(日) 22:00 0 11
名古屋ダービーの一走目で落車失格し、地元記念の初日も落車。そんな厳しい逆境の中でも和田が地元の意地を見せた。
「深谷さんは突っ張りの作戦だったみたいだけど、颯馬の斬り方が上手かった。でも、自分は任せていたので信じて付いていました。正直、体は痛い。前回は左半身で今回は右半身の擦過傷。バランスは取れたのかな(苦笑)」と自虐するが、気合で掴み取った1着だった。
「初日に落車して吹っ切れた感じはあった。どうあがいても仕方がないな。と。新車がダメになったのでフレームもパーツも別のモノ。不思議と初日よりも軽かった」
クールで冷静なイメージが強い和田。あまり感情を表に出すタイプでもないが、レース後は大声援に手を振って応えた。
「怪我や痛みは開催中には治らない。今、やれることをやるだけです」
二次予選を1着で突破し勢いは付いた。あと二走も気持ちで乗り切る。(アオケイ・石濱記者)