初日1R、大本命を背負って圧倒的人気を集めた大久保花梨は4着に敗れた。

「調子が…良くないですね。思った以上に体の動きが悪い」

　2月の大垣で落車し、約1か月レースから遠ざかった。復帰した伊東で決勝進出し、前節のオールガールズクラシックの前座戦でも決勝進出したが、直前にかかった胃腸炎の影響で本来のデキではなかった。

「前回は本当に肺が苦しくて苦しくて…。今回は肺はいいけど、体の状態がダメ。胃腸炎の影響ってこんなにあるんですね。(最終)ホームのダッシュで離れてしまった。ショックですよ。ま、こんな時もあるって割り切ります」

　初日は反応が遅れた後に捲りに行ったが、3車並走のような形で外々を回され、車の進みもいつもの感じではなかった。まさかの4着スタートに意気消沈だった。

　大久保はVを飾った23年4月の伊東後から産休に入った。すぐあとの6月パールカップでガールズケイリンのGIがスタートした。来月に迫ったパールカップで初のGI出場を果たす。

「すぐに良くなるような感じではないけど…。なんとかパールカップまでには戻したいですね」

　昨年11月の西武園は初日4着から2走目1着、その勢いでVを飾った。まだまだチャンスは大いに残されているが、2走目のメンバーを見ながら

「どうかな…。3着までに入らないと(決勝進出は)厳しいですよね。うーん、頑張ります」

　予選2も大本命を背負うのは間違いない。調子の悪さを自覚する中で、どんな戦いを見せてくれるのか注目したい。(netkeirin特派員)