番組の概定上、二次予選は7つ。4日目には3日目に行われなかった残り2つが行われる。9R二次予選は中野慎詞、山崎賢人、松井宏佑の3分戦。卒業した松井を含め新旧ナショナルチーム勢での対決となった。

　中野に任せるのは渡部と山崎の福島コンビ。競走得点は渡部が上だが今回は山崎が番手を回る。渡部は「もちろん、自分が3番手です。お世話になっているし点数とかじゃないです」と実績や格が断然に違う山崎を立てた。それを受けた山崎は「幸訓がそういってくれたので。とにかく迷惑をかけないようにしたい」と後輩の申し出をありがたく受け入れると、ヨコにいた渡部に「『迷惑をかけないように』って、お前にじゃなくて中野にだからな」と冗談めかし笑いを誘った。

　中野は「(ラインができるのは)心強いです。内枠なのもありがたいですね。(ナショナルチーム対決は)絶対に負けたくないしもちろん意識する。自分のやれることをやってしっかり出し切りたい」と頼れる援軍を背に気を引き締めた。(netkeirin特派員)