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【みちのく記念善知鳥杯争奪戦】熊本の新星、松本秀之介が片鱗を見せた

2021/09/26(日) 15:30 0 1

青森競輪場の「開設71周年記念・善知鳥杯争奪戦」が26日に最終日を開催。7Rを制した松本秀之介に話を聞いた。

左から松本秀之介藤井侑吾

 打鐘が鳴ると6番手からがら空きの内を潜って先頭に躍り出た。そのまま駆けることも手だったが、藤井侑吾がカマしてくれば無理することはない。藤井ライン2車を出して3番手をキープし、じんわり車間を切って直線を突き抜けた。失礼ながら、こんな器用な動きをする選手とは思わなかった。

「やれちゃいましたね(笑)。みんな、外、外を見ていたし藤井さんにすんなりカマされたらきつかったですから」としてやったり。トリッキーな位置取りは9車だからこその好プレーだった。

 最終日に待望の記念初勝利を挙げた。今開催は左鎖骨の骨折からの復帰戦。手探り状態での参加となったが2・8・2・1着と3回確定板に乗った。
「9車を走るのが(ルーキーチャンピオンを除けば)初めてだったのでいい経験になった。次は地元記念。そこへ向けていい勉強になりました」と手応えをつかんだ。

熊本競輪の再開とともに、熊本をけん引する存在になってほしい

 21歳とまだ若く、経験を積んでいけばいずれは九州のグレード戦線をけん引していく存在になる。3年後に再開予定の新生、熊本競輪へ向けて今から脚を磨いていく。

 その頃は中川誠一郎がアラフィフ、合志正臣は40代後半、松岡貴久が不惑を迎え、松川高大がアラフォーに突入するなど世代交代も進んでいるはずだ。と、言ってもこの4人はみんな強いし何よりしぶとい。先輩たちもまだまだ元気でいるだろうが、松本が熊本を支えていく未来が楽しみだ。(netkeirin特派員)

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