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【岐阜競輪G3】清水裕友が今年2回目のG3優勝「この優勝を無駄にしないように戦っていきます」

2025/09/07(日) 20:00 0 6

2025年9月7日 岐阜競輪
開設76周年記念「長良川鵜飼カップ」G3(最終日)

遠く金華山の山頂に岐阜城を臨む岐阜競輪場で9月4日から4日間の日程で開催の開設76周年記念「長良川鵜飼カップ」G3が最終日を迎えた。初日から熱戦のシリーズは、先に行われたオールスター競輪でも存在感のあった犬伏湧也清水裕友嘉永泰斗が躍動。連日ハイスピードの自力で他を一蹴する活躍で連対の山を築いた。中でも嘉永は、どんな展開でも力でねじ伏せるような捲りで2連勝。犬伏は先行主体の出し惜しみない走りで連対。清水は初日こそ着外だったものの、2日目以降は自力、番手戦ともに奮闘してS班の底力を示した。
単騎2人を含む細切れ戦となった注目の決勝は、打鐘8番手の犬伏が一気にカマして番手の清水とともに後続を引き離すと、ゴール直前で清水が差し切り1着でゴール。今年4月の高知以来、通算14回目のG3優勝を果たし、次走のG2共同通信社杯競輪に弾みをつけた。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/菅田壱道(S1・宮城91期)
4/纐纈洸翔(S1・愛知121期)
5/園田匠(S1・福岡87期)
6/中村圭志(S2・熊本86期)
7/村田雅一(S1・兵庫90期)
8/志智俊夫(S1・岐阜70期)
9/犬伏湧也(SS・徳島119期)

【レース展開】

赤板。4・纐纈が9・犬伏をおさえる
打鐘。4・纐纈が先頭で、9・犬伏は8番手で仕掛けのチャンスをうかがう
最終1センター。9・犬伏が4・纐纈をとらえて先頭に立つ
最終BS。9・犬伏と1・清水が抜け出し、8・志智は切り替えて前に踏む
ゴール

誘導以下、9犬伏-1清水、3菅田、7村田、2嘉永-6中村-5園田、4纐纈-8志智で周回。まず纐纈が上昇して赤板で犬伏をおさえる。中部ラインに村田が続き、さらに菅田も4番手までポジションを上げ、嘉永が5番手、犬伏が8番手で打鐘を通過。纐纈が先行態勢に入るも、打鐘過ぎに最終2セター付近から8番手の犬伏がスパート。犬伏はぐんぐん加速して、最終2コーナーで纐纈をとらえて先頭に立つ。抜け出した中四国勢を、纐纈マークの志智が追っていく。粘る犬伏をゴール前で清水が差し切り優勝。2着に犬伏で中四国SSワンツーが決まった。3着は地元ベテラン志智が入線した。

【最終日12R=岐阜競輪G3決勝】
2車単1-9 430円(1番人気)
3連単1-9-8 7,950円(26番人気)
決まり手:差し-捲り

優勝/清水裕友(SS・山口105期)
今回戦績:特7・二2・準1・決1
次走出場予定:共同通信社杯競輪G2(福井/9月12日〜15日)

レースは(犬伏湧也が)しっかりカマせば決まる感じでした。嘉永(泰斗)君が、犬伏(湧也)君を意識していたので、それが逆に良かったのかなと思います。初日、犬伏君にギャフンと言わされた。強いのは分かっていたので、(決勝は)付ききってワンツーを決められたのは良かったです。また、自分から(車券が)売れていたので、かわせないようではダメだと思いましたが、最後はかわせるかどうかは半信半疑でした。今後は、G1を優勝しないとグランプリ出場は無理だと思うので、賞金というよりは一戦一戦。この後のG1のどちらかを優勝するつもりでやるし、人の後ろに付いても余裕がないとダメだと思うので、自力を上げて頑張ります。そして、この優勝を無駄にしないように戦っていきます。

(P-Navi編集部)

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