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【取手競輪】千切れた中川貴徳が“ドッキング差し”で人気に応える

2025/04/23(水) 16:00 0 1

取手競輪場の「日刊スポーツ賞(FI)」は23日、2日目を開催。9RのS級選抜に出場した中川貴徳に話を聞いた。

「最終日も精いっぱい頑張ります」と話す中川貴徳

 高知記念の二次予選で落車した中川貴徳にとって、今回はケガ明けのシリーズ。初日は前を任せた河合佑弥がまくり切れず5着で予選敗退となったが、選抜戦回りになった2日目に魅せた。この日は蕗澤鴻太郎マークの一戦。蕗澤との折り返し車券に人気は集中し、2車単は中川の差し目の方が一番人気となっていた。

 ところが最終ホームで5番手から蕗澤が巻き返すと、中川は踏み出しで口が空いてしまい、3車身ほど遅れる形に。本命車券を買っていたファンはこの時点で絶望したかもしれないが、中川がここから意地を見せる。“ほぼ自力”で蕗澤を追い掛けると3角でなんとか蕗澤に追いつき、さらにゴール寸前で前をかわして涼しい顔で1着ゴール。終わってみれば一番人気に応えたのだった。

「離れてしまったのは反省。でもなんとか追いつけたので。少しずつ(セッティングを)いじっているんですけど、初日よりはいい方向にいっていたと思うし、何よりケガ明けで1着を取れたのは大きい。不安要素も少しずつ減っていっていると思います。(連日、自分が一番人気で)大丈夫かなって不安もあったんですが、応えられたのでよかった。最終日も精いっぱい頑張ります」

 幸い、落車のダメージはそこまで大きくなかった様子。近況の伸びにはファンも一目を置いているようで、それが連日の支持にも表れている。最終日も鋭いタテ脚を発揮して首位争いに加わるか。(netkeirin特派員)

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