2025/04/06(日) 23:00 0 5
久留米初登場の阿部英斗が10Rで積極策。別線に反撃を許さず、九州勢を上位独占に導いた。
「久留米は高校1年の時にスクラッチで優勝したバンクでした。良かったです。番手の瓜生崇智さんとは初連係。絶対に先行すると決めていました」
瓜生に対し、並々ならぬ思いがあったことを告げた。
「まだA級だった去年の11月の玉野で瓜生さんと同じ開催だったんです。あの時は不調で、準決勝は松岡孔明さんに差されてしまった。その日の夜に瓜生さんからアドバイスをもらったんです。自分が身体のケアを怠っていて。その辺についてアドバイスをしていただいた。それからですね、急激に状態が良くなって、S級に特昇することができたんです。だから最初の連係では絶対に先行したかった。ワンツーが決まって嬉しかったし、ラインでワンツースリーが決まって最高ですね」
瓜生のアドバイス後のA級戦は16戦15勝、2着1回で駆け抜けた。瓜生がいなければ、S級に上がる時期がもう少し遅かったかもしれない。恩人を背に感謝の気持ちを込めた先行。そして、瓜生もその思いに白星で応えた。
準決勝は阿部-荒井崇博-瓜生で連係する。再び阿部が風を切ることになりそうだ。(netkeirin特派員)