2025/03/29(土) 16:15 0 1
ここはスタートを取り前受けから組み立てたが、他のメンバーがなかなか踏み込んでこないため超スローペースとなった。平子は執拗に後ろの気配を気にし、先行体勢に入ったのは1センター過ぎ。太田りゆの上がりタイム11秒7という超スピードまくりに屈しはしたものの2着に逃げ粘る奮闘をみせた。
「これまで前を取ってもそのまま逃がされるって失敗を何回もしてきました。師匠(舛井幹雄)からの『(泳がされても)持つ距離を考えて焦らずにいけ』というアドバイスを思い出して駆けました」と失敗を糧として、金言を胸に落ち着いていた。
真後ろにはタテタイプの西島叶子がおり、タイミングひとつで行かれていたかもしれなかった。引っ張りすぎても他のメンバーに使われてしまう可能性があっただけに、まさに紙一重の判断の好プレーだった。
直前には同門の姉弟子である竹野百香と共にレース形態を意識した練習で実戦勘を養ってきた。
「カマシ、飛び付き、合わせて踏んだりと実戦に沿った練習でした。竹野さんが強いしいい練習になりました」と自信の裏打ちもあった。
2日目、7Rガールズ予選2は内枠、1番車をゲット。初日1着スタートを切った村田奈穂や仕掛け損じて不発に終わり巻き返し必至の小林優香ら強豪が揃うが、目いっぱいに食い下がって決勝進出を目指す。(netkeirin特派員)