2025/03/17(月) 19:15 0 19
念願叶って荒井との師弟連係をワンツーで決めた橋本。3番手の吉本卓仁も絡まれはしたものの、追い付いてライン独占となった。これ以上ない結果に「気持ちも脚も一杯です!」と安堵。
「先行しなきゃ、最低でもバックは取れるように、と思っていた。(高橋)晋也が前で流していたし、(佐々木)豪君よりも先に前に行かなきゃって必死で。あとは保つところまで、と。目一杯、踏み直したけど、荒井さんに余裕で交わされた(笑)」
荒井は通算555勝を達成して「今回のノルマは達成」と話すが、何だかいつもよりニコニコ。弟子とのワンツー、嬉しくないわけがない。
互いに移籍し、地区は違えど“師弟の絆”は変わらない。
橋本の成長をどう感じているか、荒井に聞くと…。
荒井:いつもあのぐらい(強い)レースができればいいのにね(笑)。成長? 練習していなかったんだから!
橋本:いや! してますよ! バンクでやるようになりました。
荒井:またまた〜! 眞杉から聞いてるぞ、バンクにいないですって。
橋本:やっていますって! 荒井さん、また(次走の)前橋でも連係できたらいいですね。
…と双方とも譲らない。ただ、言えるのは、荒井が眞杉匠を始めとする橋本の移籍先の選手に、弟子の様子を聞いて気にかけているということ。地区が離れても、荒井にとってはたった一人の弟子。競輪界ならではの“師弟関係”に人間模様を垣間見た。(アオケイ・八角記者)