2025/03/16(日) 13:30 0 9
大垣競輪場で行われている「大阪・関西万博協賛競輪in大垣(GIII)」は16日に最終日を開催。場内では神山雄一郎氏と山田裕仁氏の同期2人によるトークショーが行われた。
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昨年末に引退し、まもなく競輪選手養成所の所長となる神山雄一郎氏が大垣競輪場に来場しトークショーに登壇。相手は同期の山田裕仁氏が務めた。
アマチュア時代から名の知れていた神山氏は技能で、自転車経験のなかった山田氏は適性で競輪学校に入学。当時について神山氏は「山田君は身体も態度もデカかった(笑)」と振り返り、山田氏は「適性組は1か月早く学校に入るので、同期だけど自分たちの方が少し先輩(笑)。だから"挨拶しろよ"みたいな雰囲気を出していました。ただ周りは『神山は雲の上の人なんだからお前なんかが話しかけるな』という感じで…」と懐かしんだ。
また神山氏は「まだ2人ともタイトルとかを取る前。確か観音寺記念だったかな。山田が逃げて、井上茂徳さんが優勝、自分はまくれずダメだった。このままじゃ山田に勝てないって。あれが転機になって、そこから奮起したのを覚えています。あとは山田が初めてグランプリを優勝した時。自分が逃げて山田に番手にハマられたんですが、いい感じで駆けられていたけど2着だった。自分はグランプリに縁がないなって感じた」と思い出のレースを2つ挙げ、山田氏も「あの時に神山の真後ろに入って、先行の仕方がわかった。ここで踏んで、ここで流すのか、みたいな。もちろん初のグランプリ優勝だったし、すごく覚えています」とうなずいた。
最後にお互いについて、神山氏は「ライバルというよりは仲間」、山田氏は「目標というか追い付きたい存在」と明かすなど、同期ならではの息の合ったトークを展開し、集まった多くのファンを喜ばせた。(netkeirin特派員)