2025/03/08(土) 10:00 0 1
玉野競輪場で開催している「瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)」は7日に2日目が終了。ミープロの香澄明希が8日に行われる、準決勝3レースの注目選手を紹介します。
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netkeirinの皆さん、こんにちは。ミープロの香澄明希です!
ただいま玉野競輪場で行われている瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)。昨年も玉野記念の準決勝展望コラムを担当させていただき、個人的に2年連続2年目の瀬戸の王子杯争奪戦です。
瀬戸の王子杯争奪戦は過去10年で地元選手の優勝が1度もなく、中国地区の選手の優勝も松浦悠士選手の2度の優勝のみ、という記事を読みました。
今開催は4名の地元選手が準決勝に勝ち上がっていますが、この中から待望の優勝選手は出るのでしょうか。
開催中はいちごフェスティバルが行われているそうで、小学生以下のいちご摘み体験や、いちごチョコレートの来場者プレゼント、いちごグルメも勢揃いしていてとても楽しそう!
イチゴ車券プレゼントも行われていて、1番車と5番車がともに3着までに入るとそのレース数分抽選でクッキーの詰め合わせのプレゼントもあるそうで1番車と5番車にも注目したくなります。
【10R準決勝 15:19発走】
過去10年に限ると地元選手の優勝はないと冒頭に書いたのですが、玉野競輪場をホームバンクとする岩津裕介選手(5番車)は、玉野記念で2009.2012.2014年と過去3度優勝実績がある実力者。今節も一次予選では後ろから来る選手をしっかり牽制し、先行した取鳥雄吾選手を2着に残し、自身も1着をとっています。二次予選と同じく犬伏湧也選手との連係で、10Rはおそらくこの中四国ラインが本命となりそう。
その犬伏選手は初日特選、二次予選ともに長い距離を先行し、二次予選ではそのまま逃げ切りを決めています。
1番車の山田庸平選手は中四国ライン同様の九州3車の2番手。九州ラインの先頭の一丸尚伍選手は自身初の初日1R1番車に抜擢され、一周半以上先行しライン3車で確定板を独占しています。
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【11R準決勝 15:54発走】
1番車の窓場千加頼選手は前検日のインタビューの「隙なくレースを組み立てて行く」との言葉通り、一次予選では膨らんだ前方をきちんと迂回してまくって1着、二次予選でも佐々木豪選手を後ろに戻すためにつっぱった、とそのまま逃げ切りラインでの1.2.3。勝利者インタビューでは「日に日に軽くなってきてるんで明日明後日はもっと良くなってくると思う」と頼もしいコメントも。番手の南修二選手とは2次予選に続く連係で、安心感も大きいはず。
近畿の3車と同じく3車ラインとなっているのが町田太我選手、清水裕友選手、柏野智典選手の中国3車。地元の柏野選手は中国地区の精神的支柱とも評されており、今節も多くの地元ファンの期待に応え連日1着で勝ち上がってきています。
5番車の佐々木眞也選手も2日とも良い位置取りで1.2着と前検日インタビューの「今年流れが良い、練習した成果が出ている」を体現しており、準決勝も良い流れとなるのでは。
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【12R準決勝 16:30発走】
中四国の選手が6名揃った12R。中国3車と四国3車、関東2車に、5番車の志智俊夫選手は単騎での参戦です。
昨年の玉野競輪記念の覇者、松浦悠士選手(1番車)は今年S級1班でのスタートとなりましたが、準決勝の最終レースを任されているのは期待の表れでしょう。二次予選での華麗な番手ぶりにさすが松浦選手…という感想を抱いたのですが、ご本人は勝利者インタビューでも仕切りに反省点を口にしており、格が違う…と改めて。
中国ラインの先頭、晝田宗一郎選手は二次予選で眞杉匠選手相手に大金星をあげています。番手の取鳥雄吾選手は毎年地元記念でも同地区の選手の活躍に貢献していますが、今年こそはという周囲からの期待も大きいなか、前検日インタビューで「あまり気負わずいつも通り自分らしく走れたらなと思っています」とお話されており、記念競輪の記事を書くときは地元選手は力が入っているんだろうな、と私自身が勝手に想像した思いを書いてしまいがちなことを反省しました。
どの選手も、ご自身らしく活躍していただくことが競輪ファンの願いでもあり、楽しみです!
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