2025/02/28(金) 19:36 0 4
このレースでは新山響平、浅井康太の3番手を選択したが「浅井君とは特別な関係。競輪には点数に関係ない“格”や“義理”もある。だから安易に3番手を回る訳ではない。もちろん、点数がなくなれば、自然と3番手になるし、そこは弱肉強食の世界」。
村上兄弟が築いた“近畿の競輪”が第一章なら、今の古性優作が中心の近畿の競輪は第二章。
「時代やルールも変わり、タイムから見ても間違いなくレベルアップしている。以前に比べると番手捲りも少なくなり、若い子の考えも変わってきた。だけど技術を魅せるところがなくなり、大ざっぱな競輪になっている。スピードは上がっているけどテクニックは落ちていると思う。徹底先行も少ないから、競りに行く価値もない。古性君も言っているけど、違反点を付けずに位置を取る事は自分も昔から同じ考えだった」
その古性も最初から今があった訳ではない。「四日市の全日本選抜の決勝だったけど、古性、兄、自分、椎木尾で早めから古性君がスパート。優勝は新田祐大君だったけど、兄、自分で2、3着。そう言う下積みと言うか歴史もあるから、今の古性君があるし、今の近畿の競輪があると思う。失格は良くないけど、中釜君の気持ちもムダにしたくない」。(町田洋一)