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【全日本選抜競輪】素顔をキャッチ! 2025年の初ビッグに挑むトップ選手たちに豊橋で続々遭遇!/ケイリン女子部・二宮歩美のGI前検日レポート

2025/02/20(木) 20:20 0 9

21日に開幕する「読売新聞社杯全日本選抜競輪」の前検日が20日、豊橋競輪場で実施となりました。今回はケイリン女子部・二宮歩美部長による前検日レポートをお届けします。

 一足お先に昨晩から10年以上振りに豊橋に上陸! 間違いなく中継のアシスタントでお邪魔したことがあるのですが、まだ当時はゆとりがなかったのもあるのか、駅に着いても…、街中を歩いても…、路面電車で競輪場まで向かってみても…、不思議と全てが新鮮で過去の記憶が蘇ってこないことに違和感! 「今回の2日間で絶対に豊橋を刻んで帰ろう!」と心に誓いました。

レトロな路面電車停留場は“味”がある!写真は「競輪場前」(写真:著者提供)

 それにしても前検日の前日から現地入りしていると色々な選手を見かけますね! 今回は同じホテルに思っていた以上に選手が! ロビーでくつろいでいると…、まず始めにエレベーター待ちをしている青いゆるふわパーマがトレードマークの三谷将太選手を発見! 髪型が特徴的過ぎるので、それだけで特定され率増えそうな予感。

青いゆるふわパーマ・三谷将太(写真:著者提供)

 現在はグランピリ王の三谷竜生選手(弟)よりも得点を持っていて、地元の奈良記念や今回も特選スタート組! 予選スタートとは違って、気持ち的にもゆとりを持って初日に臨めるのは大きなメリット。特選で3着までに入ると翌日はスタールビー賞で準決勝フリーパスは魅力的!

「前回の奈良記念では調子が上がっている段階でよかった。竜生と一緒に練習してきたが竜生の方が仕上がっている(笑)」

 どのタイミングかはちょっと定かではないが体調を崩した瞬間があったからだとか!? それでも初日は寺崎選手に古性選手がいて、その3番手となったら絶好の位置にも感じるだけに注目したい。

 続いて大浴場にタオルを持って向かう小松崎大地選手と遭遇! 体がおっきくて存在感がめっちゃありましたが、「絶対にサウナに入って整うんだろうな〜」とか勝手に想像して楽しんでみたり(笑)。

大浴場に向かう姿を目撃されていた小松崎大地(写真:著者提供)

 GIの決勝には過去7回乗っている小松崎選手。“あと一歩”でタイトルホルダーになれる位置を何度も経験しているだけに、獲れそうでとれないGIの重みを誰よりも感じているに違いない。夢や目標って目指しているうちが一番楽しくて、憧れに向かって一歩ずつ近づいていく過程が自信にもつながってキラキラ輝いていたりするものですが、実際に近づけば近づくほど、現実が見えてきて、その“あと一歩”の距離がなによりも近くて遠く感じたりして。

 その一歩の遠さを誰よりも感じながら常にどうしたら埋めていけるかを日々、葛藤しながら実戦の中で向き合っている姿は見ている側の心を動かすものがある。

 ほんで持って、何って今日の朝食ですよ、皆様!

 一番最初に見かけたのは絶対寝起きでそのまま朝食会場に来たに違いない菊池岳仁選手!ホテルに備え付けられたリラックス着をきて、完全にプライベート感満載の貴重な瞬間をキャッチ!

 117期の早期卒業生として一足お先にデビューしましたが、まだ年齢は24歳なんですね。今朝、見た緩さとあどけなさからは想像もつかないB本数22回を誇り、そのほぼ全てがJHもとっているものだと思うとギャップ萌え(笑)。

 それにしても今回のメンバーの中でも117期って本当多いですね。道場晃規選手や佐々木眞也選手、町田太我選手、伊藤旭選手、山口拳矢選手、寺崎浩平選手と勢揃いで切磋琢磨できそうないい同期ばかり! 初日はメンバー的にレースは作っていけそうだが、2車のハンデをどう切り抜けていくかがポイントになりそう。

117期早期卒業の24歳・菊池岳仁(撮影:北山宏一)

 続いておしゃれなジャージをきて競輪場にいる時の雰囲気そのままの東口善朋選手も登場! イメージそのままでプライベート感が逆になく!

 いつでも鋭い縦脚があり、最後の半周から目が離せない存在の東口選手。新年最初の地元和歌山記念では順調に良さを生かして決勝進出。嬉しい悲鳴で決勝戦に近畿勢が5人乗ったことで分かれて、和歌山3人(石塚選手と椎木尾選手とともに)結束して戦ったのが印象的だった。

 こういう時にちゃんと分かれて力勝負をする近畿勢の選択は観ているものを熱くする。いつでも分かれて戦える準備や覚悟ができている選手はいざとなった時に本当に強い。今回、近畿勢の層も厚いだけに地域での活躍も期待できそう。

コツコツが勝つコツ・東口善朋(撮影:北山宏一)

 最後に両耳にイヤホンをして現れた橋本強選手。顔は中継とかで見て認識していましたが、実際にお見掛けするとイメージしていたより小柄に見え体格がよく整っている印象を受けました。一体、何を聞きながら朝食を食べていたのかがめっちゃ気になる…。

 そんな橋本選手は今年すでに松山ナイターを単騎で優勝。青野将大選手や中野慎詞選手がいる中、華麗に先行するラインの3番手にシフトし、最後のバックでは捲ってくる中野選手をがっつりブロックして、2センターから踏んで優勝する姿は刺激的だった!

 落ち着いた存在感と決して焦らないイメージがありましたが、今日の朝食バイキングでお味噌汁をひっくり返して思わず声が出ていた橋本選手にはこちらも一緒に驚きました(笑)。

朝食バイキングでまさかの展開となった橋本強(撮影:北山宏一)

 今回はとにかく競輪場に入る前から選手の意外な一面やプライベート感が見えたことろからスタート。その上でいざGIの舞台でどう変わるのか? のギャップも“見もの”の一つです。

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