自力に強いこだわりを持つ加藤舞

　先行、捲り追い込みと何でも器用にこなすイメージの加藤舞。3場所前の伊東では、本命尾崎睦を着外に沈める先行を披露し、100万車券を提供。穴党からの支持が厚い加藤だが、今後も「自力」に強いこだわりを持つという。

「西武園、函館は脚負けというよりは、気持ちで負けた感じ。自分のスタイルはしっかり自力で勝ちきること。それがここ2場所では出来なかったので、しっかり練習してきました。前回の取手は初日先行して3着、2日目は捲って1着。バンクとの相性は悪くないと思うし、むしろ良いかな。今期最低50点は欲しいです。出来れば53点くらい…。そのくらい持っていたら強い自力屋っていうイメージありません？ 今回も強い自力選手がいますけど、負けない様に頑張ります」と前検日に語ってくれた。

取手競輪9日のレースでは5着

　加藤は初日の6Rに出走し、積極的に仕掛けて、主導権を奪うも石井貴子(31歳・千葉＝106期)に番手捲りを打たれ5着。

「出切った後踏み続ければ良かったんですけど、少し流してしまった。失敗レースだけど、仕掛けないよりは全然マシ。初手で最後方になってしまったのが痛かったです。でもしっかり修正点は分かっているし、明日は大丈夫です。期待して下さい！」と力強く語った。

　2日目は怪我明けの石井貴子、上り調子の中村由香里、器用な増茂るるこが主な相手。先行しそうなメンバーがいないだけに加藤が楽に主導権を握れそう。やる気十分だったし、筆者は加藤の頭固定で高配当を狙おうと思う。(アオケイ・松野記者)