御年61歳の大ベテラン野崎修一がキレッキレだ。今年初戦となった地元の宇都宮では初日に白星をつかむと準決でも2着に入り決勝進出。前回の大垣でも2日目に1着と、今期2場所ですでに2勝を挙げている。

「たまたまですよ(笑)」と謙遜するが「良い練習ができているからかな。坂本(英一)君に鍛えてもらっているしね」と近くにいた弟弟子に視線を送りながらうれしそうに語った。

　弟弟子の方も「兄弟子がすごいから刺激をもらっています。平野(恒夫・期前)門下生の生き残り2人で頑張らないとですね」と背筋を伸ばす。

　野崎の初日は等々力久就をマーク。「今年の3勝目？ それができるかは等々力君次第。彼に『頑張って』って言っておいて(笑)」とおどけた。そして最後には「(写真を)撮られるの苦手なんだよな〜」と言いながら兄弟弟子2人で写真に納まったのだった。(netkeirin特派員)