競輪祭(GI)では最終日に1着も取っている山口富生。今月いっぱいがダービー出場の賞金の選考期間だ。

　立川記念は山口拳矢の優勝。現時点で賞金王だが、あそこまで藤井侑吾が飛ばしてくれれば、番手発進なら楽勝とも言える。山口拳矢にとって藤井侑吾は年上だし、決勝メンバーが発表された時に、色々と聞いてみた。

　山口拳矢は「侑吾さんとは3、4回連係している。最近で言うと、地元大垣記念の準決。1着を取らせてもらったし、どこかで恩返しをしたい。3月に侑吾さんの地元名古屋記念があるし、5月にも名古屋ダービーがある。そう言う、地元戦で、恩返しができれば」。

　この話を師匠であり、叔父さんでもある山口富生に振ると「本当に拳矢が、そんな熱い事を言っていたの(笑)。あいつは、俺でも読めんからな(大笑い)」。

　55歳になったヤマトミだが、昨年は競輪祭(GI)で1着。ダービー出場の賞金の選考期間が今月いっぱい。現状、ボーダー付近であるし、今開催と次の京王閣FIで、賞金を大きく上積みさせたい。(町田洋一)