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【ガールズグランプリ予想】次世代の女王・佐藤水菜を止めるのは誰だ⁉ /競輪予想・ウマい車券

2024/12/26(木) 10:00 0 7

静岡競輪場で29日に開催される「ガールズグランプリ2024」。タレント性と競輪愛を兼ね揃えた「ケイリン女子部」部長・二宮歩美が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
▶︎今日の競輪予想はこちら

児玉碧衣(写真左)と石井寛子(撮影:北山宏一)

 ガールズケイリン復活から12年目。
 華々しくデビューした1期生の時代から年々、環境やクオリティも上がってきて、いよいよ来年からはガールズオールスターGIも新設され、GIが4つに!!

 賞金での出場枠が狭まる一方、早い段階でGGPへの切符を手にして安心する選手や、一発逆転も期待でき最後まで希望を持って走れるシステムは選手にとってもモチベーションやメンタル安定の1つの要素になりそう。

 その中で年々、レベルが上がっているガールズ新旧の攻防戦。
 張り詰めた緊張感の中に魂と魂のぶつかり合いが存在し、本気で向き合っているからこそ得ることが出来る喜びや苦しみを観客はまるで自分のことのように重ね合わせて擬似体験することで感情移入をし、いつの間にか追いかけ、応援し、気づくとファンになっていたりしますが、やはり光と影を兼ね備えながらも輝きを放ち続ける選手の魅力ならではですよね。

■注目選手

児玉碧衣選手

児玉碧衣は苦しい現状を打破できるか(撮影:北山宏一)

 特に今回グランプリを走るガールズケイリン選手の中で絶対的な光を放ち続けていた児玉碧衣選手にいい意味で今年は初めての影(スランプや新たな課題など)が生まれた1年となり、その中でも期待される立ち位置の中で懸命に応えようと原因を探したり、模索したりする姿や葛藤をnetkeirinのコラムでも具体的かつ素直に表現しているのを読んで今までは鉄人にすら見えていた児玉選手に人間味を感じ、より身近に感じるようになり更に注目するきっかけになりました。

 デビューしてから約1年半でグランプリ出場。
 今年で8年連続出場を果たし、途中3連覇した時期もあり、絶対的女王に君臨していました。

 ところが去年のGGPではナショナルチームの佐藤水菜選手が優勝し、今年のパリ五輪帰国後のオールスターでのガルコレでは新たな幕開けをも感じるほど1人ぶっち切りの強さを見せつけ他を圧倒していた。その佐藤水菜選手のことを児玉選手が「1日2日で埋められる差ではない。」と言っていたのが印象的でした。

 児玉選手の成績や体調、メンタルまでもが今までにないくらいに乱れているのを見て、いたたまれない気持ちになる反面、いつもどこか今は打破する糸口を模索中で児玉選手なら必ずパワーアップして輝きを取り戻す日がくると期待してみてしまう自分がいるんです。

 …と言ってもTOP中のTOP‼高いところでの話であり、これから糸口を見つけたら更に安定感が増して信頼度も増していきそうなだけに今から楽しみ‼

石井寛子選手

昨年で連続出場記録は途絶えるも、またグランプリの舞台に戻ってきた石井寛子(撮影:北山宏一)

 高校時代から自転車競技で様々な実績を残し、全日本自転車競技選手権大会では通算5度の優勝を最後に待望の2期生で競輪学校入り。

 経験者として1番期待されデビューしてから10年間、しっかりと応える形でGGPに連続出場し、様々な記録を樹立した初代女王。

 去年、初めてその記録が途絶え、また新たな影(世代交代などの波)が近づいてきたが、さすがしっかりとこの1年で立て直してGGPの舞台に戻ってきた。出場する中では1番のベテラン組となり、同世代希望の星。

 どんどん新しい若手の出現によってレベルも上がってきている中で体力や精神面でも想像を絶する負担も感じているであろうが、その闇に飲み込まれたり諦めたりすることなく、しっかりとやるべきことをやり、プロ意識を強く持って競輪選手として一生現役でい続ける覚悟で真っ直ぐに向き合って望んでいる。

 その分、うまく結果が伴わない時や噛み合わない時は思いっきり、その不安や悔しさを複数のトレーナーや支えてくれるメンバーに共有するそうだが、そうやってしっかりと発散することで、そして周りのポジティブな言葉や優しさに励まされて、また整えていくという話もnetkeirinの対談の時に聞くことができました。

 決して1人で鋼の精神を持ち合わせていて無敵な訳ではなく、いい意味で人間らしく、たくさんの信頼度出来る周りの支えてくれる方々に素直な自分を見せたり、時には甘えたりすることでバランスをとっていることを知った時に本当にスポーツ選手やアスリートは1人で戦っているわけではなく、チームみんなで戦っているんだなと言う背景が見えてきて、更に応援したくなりました。

■大怪我から奇跡の復活を遂げた石井貴子の姿に感動

 他にも大怪我で長期欠場を余儀なくされた石井貴子選手の光と影のストーリーも涙なしには語れない。

奇跡的な復活で今年のパールカップを制した石井貴子(撮影:北山宏一)

 途中、引退まで考えたとのことだが、そこで辞めなかったことでパールカップ2024でGI初出場、勝手もわからないまま久々のBigレースで戸惑うこともあっただろうが石井貴子選手らしいゴール前の差し脚でGI初Vを決め4年振りにGGPの舞台に戻ってきたのも感動的。

 共同インタビューでも、その苦しかった影の期間のことを回想しながら、時に目を潤ませながら、言葉を選びながら、ゆっくりと丁寧に話す姿にも心を打たれました。

■優勝候補筆頭は佐藤水菜、対策次第で他の選手にもチャンス!

 まだまだ語り尽くせないくらい7選手全員のストーリーを振り返りたくなりますが...

 今年はとにかくガールズケイリンの新たな幕開けを感じさせた次世代の女王・佐藤水菜選手こそが優勝候補筆頭になり、2連覇にも注目されます。ただ、他の選手も着実と対策は講じてきているはずで少しずつ、その距離も感覚的に近づいてきているような気もするんです。

 私もnetkeirinウマい車券でGGP予想を投稿しているので、皆様、ぜひCheckして下さいね!

 それぞれの選手の背負っている光と影を共有しながら、GGPを各々、お楽しみ下さい。



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