2024/12/22(日) 18:50 0 1
2024年12月22日 佐世保競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「九十九島賞争奪戦」G3(最終日)
今年のG3戦線を締めくくる佐世保競輪開設74周年記念「九十九島賞争奪戦」G3が最終日を迎えた。
S級S班の深谷知広や松浦悠士、状態を立て直してきた窓場千加頼や佐々木悠葵らが熱戦を演じてシリーズをけん引した。S班の深谷と松浦は、連日その存在にふさわしい力と粘り脚でレースを主導すると、窓場や佐々木も持ち前の機動力で応戦して2日目以降は連勝で決勝進出を決めるなど好調をアピールした。また、地元勢からは荒井崇博が唯一ファイナルに進出し、大会連覇に王手をかけた。
スタイルの異なる機動型がそろい熱戦が期待された決勝は、先行する佐々木悠葵を最終2コーナーから松浦悠士が捲り、その仕掛けに乗った窓場千加頼が、さらにその外を捲りで一気に飲み込む。ゴール前では追いすがる荒井崇博を振り切り、窓場が優勝のゴール。念願のG3初優勝を手にした。
※準決勝のレポートはこちら
※レインボーカップA級ファイナルの結果はこちら
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【佐世保競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/深谷知広(SS・静岡96期)
3/荒井崇博(S1・長崎82期)
4/村田雅一(S1・兵庫90期)
5/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
6/渡邉雅也(S2・静岡117期)
7/稲川翔(S1・大阪90期)
8/末木浩二(S2・山梨109期)
9/窓場千加頼(S1・京都100期)
【レース展開】
誘導以下、2深谷-6渡邉、1松浦-3荒井、5佐々木-8末木、9窓場-7稲川-4村田で周回。まず窓場が上昇していき赤板で深谷を抑える。窓場を松浦がかわし、さらに佐々木が打鐘で仕掛けて先頭に立ち、そのまま先行態勢に入っていく。最終HSは松浦が3番手、5番手に窓場、8番手に深谷で通過。最終2コーナーから松浦が捲りを打ち、その外をさらに窓場が捲りで迫る。窓場は最終2センター付近で松浦、佐々木を捲り切って抜け出す。松浦マークの荒井は、窓場を追走する稲川をけん制し、窓場を追っていく。荒井は直線で差を詰めるものの、窓場が振り切ってG3初優勝のゴール。2着に荒井、3着に8番手から追い込んだ深谷が入線した。
【佐世保競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単9-3 3,780円(18番人気)
3連単9-3-2 16,760円(62番人気)
決まり手:捲り-マーク
優勝/窓場千加頼(S1・京都100期)
今回成績/一2・二1・準1・決1
次走出場予定/岸和田F1(12月31日〜1月3日)
やっとG3を獲った感じです。実感はあまりないのですが、今年はF1優勝がありましたが、グレードレースを優勝できたのはすごく嬉しい。これをステップに、G1を獲りにいきたいです。
赤板がキーポイントだったと思いますし、しっかり(深谷知広を)切れたことが次の動きにつながったと思っています。
佐々木(悠葵)君が、すごくかかった先行をしていて、その上を松浦(悠士)さんが捲りにいったスピードをもらい、その上を捲りにいきました。ゴール線を通過した時は、隣に誰か来ているのかなと思ったのですが、隣を見て誰もいない瞬間に優勝したと思い、手を上げました。
ここまで長かったです。本当に腐った時期もありました。もう一度頑張ろうと思ったのは、同期の古性(優作)さんの活躍があったから。そしてウィナーズカップを皮切りに、脇本(雄太)さん、古性さんと連携することが多くなり、近畿の自力選手として成長しなければいけないと思いました。
また、大事なところで2着が続き、何かで足りないものを埋めていかないと優勝できないと思っていたところでのG3優勝は驚きましたし、まだまだですが成長できているのかなと思いました。
来月は和歌山記念が入っているし、目指すは来年最初のG1、全日本選抜競輪なので、近畿総力戦で戦っていきたいです。
(P-Navi編集部)