2024/12/17(火) 11:00 0 0
福田要が2着2本で決勝進出。初日特選は3番手にいたが最終HSからカマシ敢行。佐山寛明との踏み合いを制して粘り込んだ。準決勝7Rは内を突いて3番手を奪うと、捲って後ろから差した西田将士と九州ワンツーが決まった。
「キツかった。決勝に乗れて良かったけど体がキツい。初日に先行したので本当にキツかった」
レース後は“キツい”を連呼した。普段、取材をしていると“先行した翌日は脚が軽くなる、楽になる”という表現をする選手が圧倒的。それをぶつけてみると、
「それは普段から先行している人でしょうね。自分はやっていなかったから(苦笑)。慣れていないことをやったから体がしんどいです」
直近4か月の最終バック本数は初日のレースが28走目で4本目。逃げの決まり手は今期2個目だった。そう考えると、初日の走りは福田らしからぬ、好内容の走りだったと言えるだろう。
「やっぱりS級に行きたいです。いつもあと一歩、あと1点くらい届かないで終わる。このままじゃダメだってわかっている。これからは先行もしていかないとって思ってます」
戦法の幅が増えれば、どんな流れになっても対応ができ、相手も頭を悩ませる。そうすれば得意な捲りも決まりやすくなるはずだ。はね返されてきた“あと一歩”を越えるために、これまでとはひと味違う姿も見られそうだ。(netkeirin特派員)