2024/12/15(日) 18:35 0 0
2024年12月15日 玉野競輪
大阪・関西万博協賛
広島競輪開設72周年記念in玉野「ひろしまピースカップ」G3(最終日)
広島競輪開設72周年記念in玉野「ひろしまピースカップ」G3。代替え開催として玉野競輪で行われてきた4日間の熱戦が決勝の日を迎えた。
今開催はS級S班の松浦悠士や新山響平に加え、岡山の太田海也や大会連覇のかかる山田庸平、青森記念でG3初優勝した佐々木眞也らが力を示し決勝進出。なかでも松浦は、ラインの力を発揮しやすい走りを心がけ、2日目以降連勝で勝ち上がった。グランプリ出場を目前に控えた新山は、徹底した先行スタイルに加え、展開に応じた好位からの巻き返しで他をほんろうした。また、太田海也は、初日特選こそ逃げて9着を喫したが、2日目以降は突っ張り先行から強じんな粘りを見せるなど、地元勢をけん引する活躍を見せた。
注目の決勝は、前受けした新山響平を赤板で叩いた太田海也が先行態勢に入ると一気にペースが上がり、後続からの仕掛けが難しくなる。最終3コーナー過ぎに太田の番手から踏み出した松浦悠士が後続を離して優勝のゴール。9月岐阜以来のG3優勝を手にすると同時に同開催2年ぶり4回目、通算22回目のG3優勝を決めた。
※準決勝のレポートはこちら
【広島記念in玉野(最終日)12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/菅田壱道(S1・宮城91期)
3/山田庸平(S1・佐賀94期)
4/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
5/渡部幸訓(S1・福島89期)
6/池田良(S1・広島91期)
7/太田海也(S1・岡山121期)
8/鈴木玄人(S2・東京117期)
9/新山響平(S1・青森107期)
【レース展開】
誘導以下、9新山-2菅田-5渡部、8鈴木、4佐々木、7太田-1松浦-6池田、3山田で周回。太田がまず上昇をはじめ、赤板で新山を一気に叩いて主導権を握っていく。太田にはしっかりと広島勢、さらに山田が続くが、打鐘で鈴木が追い上げて、4番手に鈴木、5番手に佐々木、6番手に山田の隊列となる。太田の先行で、番手の松浦は車間をあけて警戒。最終2コーナーから佐々木が捲りに出ると、最終3コーナーで松浦が番手から捲りで抜け出す。池田は佐々木をけん制。松浦はリードを広げて、そのまま押し切り優勝ゴール。2着に直線伸びた山田、3着に池田が入線した。
【広島記念in玉野(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単1-3 820円(2番人気)
3連単1-3-6 3,950円(4番人気)
決まり手:捲り-差し
優勝/松浦悠士(SS・広島98期)
今回成績/特2・二1・準1・決1
次走出場予定/佐世保G3(12月19日〜22日)
(赤板で)めちゃくちゃ(太田)海也が上手かったですね。その後は、全然後ろは気にしていなくて、海也に全て任せていました。風が強かったし、海也のペースが昨日よりも早かったので最終BSで止まった感じがあったので、(前に)踏ませてもらいました。めちゃくちゃ重たかったですね。もう、後ろからこないでくれと思いました。(優勝できて)嬉しいです。過去のことを考えても仕方がない、競輪祭でしっかり立て直せ、ようやく自分らしい走りができるようになってきたので、これからの走りを見てもらえたらと思います。(来年の)1月走れないのは残念ですが、反撃の態勢は整ってきたと思いますし、(来年は)タイトルが獲りたいです。まずは、全日本選抜競輪を獲れるようにやっていきたいと思います。
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\広島記念in玉野(最終日)ピックアップ/
【最終日1R=S級一般】
「9車立の洗礼を浴びた開催」
2着/森田一郎(S2・埼玉125期)
初めての9車立ということもあり、全レース積極的に攻めたのですが、結果が良くないので難しいと思いました。レース中、隊列が長い分、詰まったところですかさず仕掛けてくるので緩めるところがない。相手と逆のことをしないといけないと。来る前は、あまり変わらないと思っていたのですが、2車増えただけですが全然違いました。ラインに迷惑をたくさんかけましたが、得るものもあったので、しっかり学んでいき、ラインを組んだ方や4日間通じて出会った方々に恩返ししたいです。9車を意識して次の西武園F1を走ろうと思っています。頑張ります。
(P-Navi編集部)