2024/12/14(土) 20:05
2024年12月14日 玉野競輪
大阪・関西万博協賛
広島競輪開設72周年記念in玉野「ひろしまピースカップ」G3(3日目)
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【広島記念in玉野G3(3日目)10R=S級準決勝】
佐々木眞也が赤板で突っ張ると、太田竜馬が打鐘で叩いて徳島ラインが先手を奪い、佐々木が3番手に入る。打鐘後7番手から河端がスパートすると、連携は離れるが、河端が最終1コーナーで太田を叩いて先頭へ。大きくリードを取った河端だったが、最終2コーナーから捲った佐々木が直線で捕え、佐々木マークの渡部幸訓が差し切り1着。2着に佐々木、3着に鈴木玄人が入線した。
1着/渡部幸訓(S1・福島89期)
今回成績:特3・二2・準1
G3優勝:1回(21年3月宇都宮)
昨日のレース後にアドバイスをもらい、自転車のセッティングを変えてみました。それがいい方向にいき、今日は何とか走り切れました。サドルとハンドルを変え、調子の良かった時のセッティングに戻しました。若干ですが、戻って来つつある感じです。(競輪祭の落車から)体が少しでも上向いてくれたらと思っています。
決勝は、北日本の3番手です。
2着/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:1回(24年9月青森)
位置を取ってから勝負だと思っていました。(最終HSは河端朋之に)1車で行かれたのが分かりましたが、行くしかないと思っていました。太田(竜馬)君を乗り越え、最後は河端(朋之)さんもかわし、ワンツーが決められたので、良かったです。キツかったのですが、諦めないで踏みました。今日は差されましたが、1着も取れて決勝に乗れたので、感じはいいと思います。
決勝は、単騎です。
3着/鈴木玄人(S2・東京117期)
今回成績:一3・二3・準3
G3決勝:初
今日は、車番が悪かったので、前の選手の動きを見ながら位置取りをして、どこかのタイミングで勝負しようと考えていました。仕掛けようとする気持ちが噛み合い、苦しいなりに頑張れたと思います。河端(朋之)さんの超一流のダッシュで反応が遅れましたが、最終HSで持ち出したことが功を奏したのかなと。レースとしては、頑張れていると思いますが、持久力が劣っている。それでも付いてくださる先輩方の懐の大きさに助けられているので、今日のようなレースだとガッカリさせてしまうと思うので、今後気をつけたいです。
決勝は、単騎で自力。先輩方にアピールできるよう、何かしたいと思います。
◆10Rレース結果
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【広島記念in玉野G3(3日目)11R=S級準決勝】
西田優大を赤板で新山響平が突っ張る。打鐘から石原颯が仕掛けると、最終HSで新山を叩いて主導権を握っていく。3番手に入った新山は最終2コーナー過ぎから捲ると、石原を最終3コーナーでとらえて、そのまま押し切り1着。2着に新山マークの菅田壱道で東北ワンツー。捲り追い込む伊藤旭の番手から山田庸平が外伸びて3着に入線した。
1着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特1・二3・準1
G3優勝:5回(24年11月四日市)
(西田優大が引き)すかさず石原(颯)が仕掛けてくれば、もう少し早いタイミングで踏み上げたのですが、数テンポ遅く感じたので判断が遅くなり、前に出させる形になりました。本来ならば、突っ張らないといけない距離だと思っています。その後は、いいタイミングで行けたと思います。連日、力みのような感じがあったので、今日は少し力を抜くことを考えて走りました。出力的にはあまり良くないと思いますが、明日に繋がることはできたと思います。
決勝は、自力です。力を出し切ることが大事だと思います。悔いを残してグランプリを迎えないように、勝ち切る競走をします。
2着/菅田壱道(S1・宮城91期)
今回成績:特5・二3・準2
G3優勝:4回(22年7月福井)
西田(優大)君が挑戦者として(新山)響平と真っ向勝負すると思っていたのですがやめてしまった。(最終HSは)その時のスピード域がかなり上がっていたので、響平も先行半分、(石原颯を)出させるのを半分の感じだったと思う、3番手に引いた判断は良かったと思います。(最終BSは)あれだけ脚を使って捲りに行けるのは、すごいと思いました。最後は、抜ける気がしなかったです。寒暖差があるので、気を抜かずに体調管理の対策をしっかりやっていきます。
決勝は、新山(響平)君の番手。響平がグランプリ前最後のレースなので、気持ちよく行ってもらえるようにサポートします。
3着/山田庸平(S1・佐賀94期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:4回(24年3月武雄)
自力と番手戦では、感覚が違いました。今日は、全体的にペースがキツかったと思いました。レースのタイムが全然違うと思います。今日が一番キツかったですね。体調や状態は悪くなかったと思います。
決勝は、単騎。連覇を意識して頑張ります。
◆11Rレース結果
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【広島記念in玉野G3(3日目)12R=S級準決勝】
太田海也が赤板過ぎに松本秀之介を突っ張り、そのまま先行態勢に入っていく。最終HS前から4番手の寺沼拓摩が仕掛けるが、3番手外までで再び4番手に。逃げる太田の番手では松浦悠士が車間をあけて、後ろの仕掛けを警戒。逃げ粘る太田をゴール前で差し切った松浦が1着。2着に太田、3着に3番手の池田良で中国ラインの上位独占が決まった。
1着/松浦悠士(SS・広島98期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:21回(24年9月岐阜)
今日は(太田)海也がすごく上手に駆けてくれ、そのおかげで皆で決まったと思います。ラインで決めるために、捲りは絶対に止めなければいけない、海也が頑張ってくれていたので、全てブロックするつもりでいましたし、最後に車間を詰めたところも、(池田)良さんにもスピードを上げていってもらえるイメージでいきました。レース内容は、完璧だと思います。状態は、初日が重くてキツかったですが、2日目、3日目は感じがいいし、いい緊張感で走れていると思います。
決勝は、太田(海也)君の番手。しっかりラインの走りをして、ラインから優勝者を出す気持ちで来ています。その中で、自分が優勝できれば一番いいと思っています。
2着/太田海也(S1・岡山121期)
今回成績:特9・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(24年11月防府以来)
地元(広島勢)と決められて良かったです。突っ張ることしか考えていなかったです。今日は、先行で3着に残っている選手がいない中で、長い距離を踏むのが少し怖かったのですが、自分との戦いだと思い、自信を持って踏み込めたのが良かったのかなと思います。(バンク)コンディションのわりにかかりは良かったと思いますが、松浦(悠士)さんから逃げ切れなかったのが課題だと思います。距離がもがけるようになり、やっと鉄フレームに慣れてきたのかなと思います。
決勝は、自力です。初日に負けている(新山)響平さんがいるので、しっかり戦っていきたいと思います。
3着/池田良(S1・広島91期)
今回成績:一2・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:19回目(21年12月広島以来)
レースは、みんな自分の位置を狙っているだろうと思っていました。最後、内を突かれてやられるのだけは避けようと思っていたし、狙われる準備を常にしていました。今日は、前2人のおかげです。(状態は)戦える雰囲気が出て来ました。
決勝は、松浦(悠士)君の後ろ。中国ラインの3番手。もう一走、集中します。
◆12Rレース結果
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
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【最終日12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/菅田壱道(S1・宮城91期)
3/山田庸平(S1・佐賀94期)
4/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
5/渡部幸訓(S1・福島89期)
6/池田良(S1・広島91期)
7/太田海也(S1・岡山121期)
8/鈴木玄人(S2・東京117期)
9/新山響平(S1・青森107期)
注目の並び想定は
7太田-1松浦-6池田
9新山-2菅田-5渡部
3山田(単騎)
4佐々木(単騎)
8鈴木(単騎)
太田海也の番手には、初日特選、準決勝と同じく松浦悠士、3番手には池田良が続く中国の3車ライン。
新山響平には、準決勝同様に菅田壱道が付き、その後ろを渡部幸訓が固める北日本の3人。
山田庸平、佐々木眞也、鈴木玄人は単騎の競走となった。
ここは、2日目以降突っ張り先行で粘りを見せる太田海也が主導権を握ってきそう。そうなると、番手の松浦悠士に絶好の展開が巡ってきそうだ。2年ぶり4回目の地元記念優勝なるか。
だが、今シリーズ徹底先行だけでなく展開次第で好位からの巻き返しを敢行している新山響平の動きが難敵か。首尾よく好ポジションを確保して早めの動きだしなら新山や北日本ラインの展開にもなる可能性も十分。
また、両ラインが意識しあうほど、単騎勢の出番も増しそうだ。見どころの多い一戦に注目です。
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【広島記念G3レポート・プレイバック】
2023年12月広島記念G3in玉野
優勝:山田庸平
2022年12月広島記念G3
優勝:松浦悠士
2021年12月広島記念G3
優勝:松浦悠士
2020年12月広島記念G3
優勝:野原雅也
2019年12月広島記念G3
優勝:岡村潤
2018年12月広島記念G3
優勝:松浦悠士
2017年12月広島記念G3
優勝:村上博幸
(P-Navi編集部)