2024/12/12(木) 10:00 0 2
玉野競輪場で14日に初日を迎えた「ひろしまピースカップ(GIII)」。こだわり抜いた買い目で高回収率を狙う、予想屋「古澤秀和」がデータをもとに今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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12〜15日にかけて、岡山県の玉野競輪場で「ひろしまピースカップ(GIII)」が開催されます。データと出走予定選手をもとに、この開催を展望していきます。
玉野競輪場は、みなし直線が47.9mある400mバンクです。これは400mバンクの全国平均(53.9m)よりも10m近く短くなっています。カントは30°37′33″とやや緩やか。円に近い形でクセがなく走りやすいバンクということです。では、1着に入った選手の各決まり手を見てみましょう。
決まり手 | 勝率 |
---|---|
逃げ | 22% |
捲り | 30% |
差し | 48% |
直線が短いので、逃げは決まりやすいと思うところですが、意外と逃げは決まっていない印象。捲りの率が高いので、そちらを重視したいところです。また、ライン同士で決まる確率も若干低くなっているのが特徴で、別線の番手選手の差しなどには注意したいところです。
これらのことを踏まえながら、この開催の特注選手を挙げたいと思います。S級S班からは新山響平選手、山口拳矢選手、松浦悠士選手がエントリー。これらの選手は言うまでもなく強いので、下には挙げないでおきます。山口拳矢選手も今シーズンはきついシーズンになりましたが、前回の大垣を見る限りはかなり復調している印象です。
競技で活躍しているだけに競輪でもその強さを見せています。小倉競輪祭では1着が獲れませんでしたが、大崩れすることなく5走し、全てBを付けました。逃げ主体ですが、この開催では力上位で、S班の松浦悠士選手などと共に勝ち上がっていきそうです。
小倉競輪祭でも1着を2回獲って準決勝へ進んだように、捲りが嵌った時の破壊力は競輪界でも屈指と言えるでしょう。前回は優勝し切れませんでしたが、捲りが決まりやすいこの地元バンクなら優勝も視野に入ってくると思います。
前回の松山GIIIでは途中欠場になってしまいましたが、ポジションをとっての捲り差しは一線級相手でも通用するものを持っています。GIIIの優勝はまだありませんが、このシリーズはチャンスがありそうです。
今年デビューのルーキーですが、特昇後も前回は決勝で落車しましたが、佐々木眞也相手に交わすかというような勢いで上がって行きました。負傷欠場明けになりますが、問題はなさそう。勢いでこのメンバー相手にどこまでやれるか楽しみです。
ウマい車券では競馬の私の予想のことを考えると堅い予想も多いかもしれませんが、これは競輪にはラインがあるので、少点数で決め打ちするのが得策だと考えるからです。絞り抜いた買い目でトータルの高回収率を実現したいと思いますので、そちらにもご注目ください。