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【KEIRINグランプリ2024】攻め続ける覚悟と揺るがぬ信念で頂点へ! 眞杉匠が大舞台でも己のスタイル貫く/出場選手紹介

2024/12/11(水) 18:00 0 7

今年の顔であり、2025年S級S班所属となる9名の選手たちによる一発勝負。競輪界の一大決戦「KEIRINグランプリ2024」が30日、静岡競輪で開催となる。netkeirinでは並びが発表される記者会見までの9日間、出場選手たちの特徴やグランプリまでの道のりを日替わりでお届けしていく。今回はどんな舞台でも攻めの姿勢を貫く眞杉匠を紹介する。(構成:netkeirin編集部)

眞杉匠(撮影:北山宏一)

初動の遅れ取り戻しGII連続V

 昨年はGI2勝を挙げ、念願のS級S班入りを果たした眞杉匠KEIRINグランプリ2023では初出場ながら単騎戦で3着という結果を残した。

 迎えた2024年、練習中に負傷した眞杉は始動が遅れ、初戦は2月の岐阜競輪GI「読売新聞社杯全日本選抜競輪」で準決勝敗退。初優勝は、4月の西武園競輪ゴールド・ウイング賞(GIII)」。西武園といえば、眞杉にとって昨年GI初制覇(オールスター競輪)した思い出の地だったが、今年前半戦は、この優勝のみで苦しい戦いを強いられた。

 夏場から、眞杉の快進撃が始まる。7月の松戸競輪サマーナイトフェスティバル」と地元開催となった9月の宇都宮競輪共同通信社杯競輪」でGII連続Vを達成。

 サマーナイトフェスティバル決勝では、脇本雄太-古性優作の3番手から強引捲り。共同通信社杯では長距離先行も辞さずの積極スタイルで勝ち上がり、決勝では一転して冷静に8番手まで下げ、俊敏な捲り追い込みでゴール前で古性を差し切った。

 ともに、シリーズを通してS級S班にふさわしい走りで、先行も含めたオールラウンダーとしての実力を見せつけた。

サマーナイトフェスティバル共同通信社杯で優勝、GIIをダブルで制覇した(撮影:北山宏一)

「もっと面白いレースを」ヒール役いとわず貫くポリシー

 眞杉の魅力は何といっても、強い闘争本能から溢れる攻めのスタイル。今年の青森競輪「善知鳥杯争奪戦(GIII)」で見せた走りも、その一端を物語っている。

 決勝では、北日本勢4車結束が形成される中、眞杉は「ヒール役」になることをも恐れなかった。後方から上昇した眞杉は北日本の番手・新山響平に外競り。新山も抵抗するものの、何度もアタックしてラインの分断を図る。このとき、眞杉には違反点数が112点あった。だが眞杉は「単調なレースにはしたくない」「もっと面白いレースを」という信念を貫いた(結果は8着)。守りに入らずリスクを恐れない姿勢は、眞杉の競輪に対するポリシーとも言えるのだろう。

S班最年少が実力者相手に果敢に攻める!

 25歳と現在のS班の中で最年少ながら、眞杉は自身のスタイルに揺るがぬ信念を持ち、すでに風格を感じさせる存在となっている。

 来季のS級S班の実力者が集うKEIRINグランプリ。「一走入魂」を体現する彼がどんな熱いレースを見せてくれるのか。期待は高まる。

一走入魂!攻めの姿勢で流れを呼び込み不利な状況は粉砕する(撮影:北山宏一)

応援メッセージ

 最後に、現在netkeirinで公開中の投票企画「競輪ファンが選ぶ KEIRINグランプリ2024注目選手」で眞杉選手に寄せられたコメントを紹介する。

「今ノリに乗っている、走りに強さを感じる」

「アグレッシブな走りに昭和の競輪と現代競輪の融合がある」

「なんでもできる東の横綱!」

「一発勝負に強い印象がある」

「古性と闘えるのは彼だけ」

「何かを起こしてくれそう」

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