2024/11/04(月) 18:25 0 11
2024年11月4日 防府競輪
大阪・関西万博協賛
開設75周年記念「周防国府杯争奪戦」G3(最終日)
日ごとに天候を変えながら、秋の深まりを進める山口県防府市。今年10月にメインスタンドの建て替えや外構整備を施しリニューアルオープンした防府競輪場で11月1日より開催の開設75周年記念「周防国府杯争奪戦」G3が最終日を迎えた。
シリーズは、大会7連覇のかかる清水裕友をはじめとするS級S班の3選手が参戦。33バンク特有の目まぐるしく変化する展開で力をぶつけ合った。プッレッシャーのかかる清水は、連日番手戦でラインと共に連対をはずさない好走で決勝進出。その立役者のひとりである太田海也は、持ち前の機動力でラインをけん引すると、桑原大志も決勝に導き存在感を示した。また、賞金ランキング上位に位置し、KEIRINグランプリ2024の出場を目論む吉田拓矢や近況動きに冴えのある菅田壱道らの機動型もファイナリストに名乗りをあげ、開催を待ち望んでいたファンを熱くさせた。
清水裕友の7連覇の行方が注目を集めた決勝は、前受けから突っ張り先行した太田海也の4番手を取った松本貴治が、最終2コーナーから地元ラインを捲り切り優勝のゴール。清水裕友の7連覇の阻止すると同時に、4日制のG3では通算2回目、今年7月3日制の佐世保ミッドナイトを含めると、通算3回目のG3優勝を果たした。
※3日目・準決勝レポートはこちら
※同時開催のルーキーシリーズ2024プラスの結果はこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/菅田壱道(S1・宮城91期)
3/武藤龍生(S1・埼玉98期)
4/桑原大志(S1・山口80期)
5/松本貴治(S1・愛媛111期)
6/小岩大介(S1・大分90期)
7/吉田拓矢(S2・茨城107期)
8/杉森輝大(S1・茨城103期)
9/太田海也(S1・岡山121期)
【レース展開】
誘導以下、9太田-1清水-4桑原、5松本-6小岩、2菅田、7吉田-8杉森-3武藤で周回。まず吉田が上昇して太田に並びかけると、青板BSで太田は突っ張り、中国ラインが主導権取りに出る。4番手に松本、6番手に菅田、7番手に吉田で打鐘を通過。最終HSから吉田が捲りを打ち、さらに最終2コーナーから松本も捲りを仕掛けると、松本は最終BSで中国ラインを飲み込んで先頭に立つ。抜け出した松本はそのまま押し切り1着ゴール。マークの小岩が2着。3着は直線伸びた武藤が入線した。
【最終日12R=防府競輪G3決勝】
2車単5-6 7,660円(21番人気)
3連単5-6-3 74,390円(151番人気)
決まり手:捲り-マーク
優勝/松本貴治(S1・愛媛111期)
(優勝は)本当に嬉しいです。(レースは)展開が自分に向いたと思うので、あとは力を出し切るだけだと思っていました。組み立ては、後ろからよりも少しでも前から始めた方がいいと思っていました。道中は、脚にも余裕があったので、あとはどこで仕掛けようかでした。(最終BSでは)自分が思った以上に自転車が出たので、びっくりしました。今開催は、人の後ろや自力など、どの位置を回っても、しっかり、そのラインの力になるように頑張ったつもりです。次のG1(競輪祭)もしっかり頑張りたいし、一戦一戦、頑張ります。
今回戦績:特6・二3・準1・決1
次走出場予定:競輪祭G1(11月19日〜24日)
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\防府G3注目レース・ピックアップ/
【最終日1R=S級一般】
「練習に励みます」
1着/神山雄一郎(S2・栃木61期)
僕は、笠松(将太)に付いて行くだけでした。2日目に迷惑をかけたので、しっかり付いていこうと。もう少しやれるかなと思い、(防府に)来たのですが、まさか9着、9着になるとは思わなかったです。ですが、2日目から今日までレースに備え、万全の準備でやった結果です。笠松が、いいかかりで(最終)3コーナーに入っていったので、あのくらいのけん制でもなんとかなるのかなと。最近、1着を取るのが大変なのですが、1着を取るために練習をしています。今日は1レースでしたが、トレーニングの成果を感じながら、(最終)4コーナーを回ってこられたと思います。9着、9着というあまり取ったことの無い着と前や後ろを回ってくれる選手の心意気に報いるためにも、また練習に励みたいと思います。
(P-NAVI編集部)